地井武男さんが亡くなった。

和風総本家をたまに観るとき、いまいち番組を掴んでいない感じが好きだった。


ここ最近、

「もう亡くなったんだけど実感が湧かない人って増えたな」と

思っていたところで

(緒形拳とか谷啓とか丹波哲郎とかさ…

最近だんだん過去の人になってきたけど)

自分の中で人が亡くなるのって、

大きくなればなるほど遅くなる気がする。

たぶん、だんだん生きている時間の感覚が長くなるっていうか、

一瞬一瞬の いま の積み重ねを生きているわけじゃなくなってくるからだと思うけど。


ご冥福を祈ります。


私さ、個人の書いた文章のサイトって大好きなわけ。

ところどころ文字が太字になってるようなエンタメ系も

すっごいマイナーなゲームの攻略も

そりゃひねり過ぎでしょ、って言いたくなるような歌詞分析も

辛口批評のディスクレビューも、全部。

私のPCのお気に入りとか、そんなんばっか。

まだ徹夜という甘美な悪行を知らなんだ中学ぐらいでも

こういうサイトをこっそり、ひとりで

じいちゃんばあちゃんが夜中のトイレに起きる時まで読む楽しみは

十分体感してた。


で、幸い明日は早くない休日の夜、久々ににやにやと巡礼していたら


 Infoseek サービス終了のお知らせ


っておい!


なんとk藤Hいねさんのサイトが見られなくなってるじゃないの!!


ただでさえも先日、久しぶりに訪問した巡礼地のひとつ(細川御大関係の某サイト)が閉鎖しててショックだったのに。


K藤さんは一部コンテンツが見られるからまだいいんだけどさ。


テキストサイト(って言うのね!お恥ずかしながら初めて知った)って

一年ぶりぐらいに思い出したように更新されたりもするけど、

ここんとこ、いくつも消えていってる。


そのほとんどがサーバーとの契約切れ(更新まいっか)だと思う。


お願いです。

K藤さんのサイトがもし移転してて、

移転先をご存知の方がいたらご一報くださいまし。



ほんと、ちょっと文体変わるくらい衝撃だったんですよ



さっき電車の中で高校生たちがしゃべっていました。

どうやら学年が違うようで、たぶん部活の先輩後輩でしょう。

朝、痴漢を見たとか、つきあってるとかそうでないとか、

他愛もないこと話して

ちょっと触れた手をなすりつけるように順番に回していって、

結局最初の子に戻してしまったりして

からかいあっていました。


少し下がった紺色のブレザーの肩と、

まださっぱりした汗の似合う髪のけぶるうなじ、

袖をまくった腕を見ながら、

このひとたちよりも年齢を重ねたことをふと、思う。


 何にもないって事、そりゃあ

 なんでもアリって事

 君の行きたい場所へ何処でも行ける


将来のことを決めていくって、

ゆるゆると自分の道を狭めていくことで

可能性を消していくことでもあると気づいたのはいつだったかしら……。

いま、あの頃より差し迫った実感がある。


しばらく出番のなかった胸のミサイルも、たまには手入れしたいものです。



こういうしみったれたことを書くこと自体、

この曲にも作った人にもふさわしくないとは思うんですが

ちょっと振り返りたくなっちゃうぐらいの年月が経ってしまったということでw