前節からのスタメン変更は3人。左CBに島村毅、2シャドーの右に齊藤未月、左に表原玄太が入った。
試合序盤はアウェイの徳島がボールを保持しつつ、パスを多く回して湘南を揺さぶってくるが、この日2シャドーで起用された齊藤未月と表原玄太の2人を中心に前線から素早いチェイシングを仕掛けて応戦。一進一退の攻防が続く。20分、湘南はセットプレーを得ると、秋野央樹のキックのボールに齊藤未月が合わせるが、シュートは枠を外れる。24分、湘南はカウンターから右CBの山根視来が最後尾から最前線まで駆け上がり右サイドを突破。山根視来のクロスにジネイが合わせるが、シュートはうまくフィットせず。43分、湘南はセットプレーを得ると、サインプレーから石川俊輝がシュートを放つが、シュートはDFがブロック。前半はスコアレスで折り返す。
48分、湘南は杉岡大輝が左サイドでボールを奪うと、カウンターから表原玄太にボールを展開。表原玄太のシュートは1度はDFにブロックされるも、シュートのこぼれ球を杉岡大暉が拾い、杉岡大暉から再びボールを受けた表原玄太のクロスに齊藤未月が合わせ、最後はジネイが押し込みゲット。湘南が先制点を奪うことに成功する。49分、徳島は岩尾選手の縦パスに抜け出した渡選手がDFのマークをかわしてシュートを放つが、シュートはゴールポストを叩く。先制点を奪ったものの、前半と同様に徳島がボールを多く保持してチャンスをうかがう。61分、湘南は齊藤未月に代えて山田直輝を投入。前線からのプレスの強度をさらに上げる。66分、湘南は自陣でボールを受けた表原玄太のドリブル突破から敵陣内までボールを運び、後方から走り込んできた山田直輝、ジネイとボールを繋ぎ、最後は秋野央樹がエリア内でフリーになり、落ち着いてシュートを決めて2点目をゲット。湘南が試合の流れを一気に呼び寄せる。その後は、選手交代枠を使いつつ、徳島の攻撃をシャットアウト。前節は0-3の負けを喫した湘南であったが、先発メンバー3人を入れ替えつつ、ボールポゼッション率の高い徳島に対して、良さを出させないサッカーが出来ていた。
今季は手痛い負けを喫した後の試合で、内容も結果も伴った試合が出来ている。これは監督の力も大きいが、選手のメンタルであったり、反省を生かしたプレーであったり、チーム全員が同じ方向を向いているからこその結果だと思う。素晴らしいね。長年チームを引っ張ってきた高山薫、菊地俊介が怪我で不在のなか、選手達は本当に良くやっているよ。前節は不甲斐ない負けを喫したけど、長いシーズン良い時ばかりではない。我々応援する側も、そこは理解をしないといけないし、いかに選手達をポジティブな方向に導いてあげることが出来るか、苦しい時にどれだけ支えてあげられるか、ということが重要であると思う。相手選手のラフプレーや審判に対しての野次、味方がミスをした時のため息はポジティブな空気を作らない。僕はただ愚直にチームを信じて、力の限り応援をする。次節もがんばろう。