「時代の寵児」の行方 3・16堀江被告判決(1)魅了と否定 | (・_・)社会とアニメとゲームとギャンブルと・・・

「時代の寵児」の行方 3・16堀江被告判決(1)魅了と否定

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「時代の寵児」の行方 3・16堀江被告判決(1)魅了と否定


「堀江さんは、うそを嫌う人だから。本にもそう書いてあったし、信じています」──無罪をネットで訴える25歳のアルバイト女性。「単に社会を欺いてもうけていただけ」──ある経済アナリスト。




初公判のために着慣れないスーツ姿で東京地裁に入る堀江貴文被告。初公判から無罪主張を貫いている=平成18年9月4日、東京都千代田区霞が関


 「知らない」「分からない」。彼は法廷で何度同じ言葉を繰り返しただろうか。


 平成18年11月28日。東京地裁1階の104号法廷の証言席からライブドア(LD)前社長、堀江貴文(34)はいつものように検察官をにらみつけた。同年9月4日から始まった公判の実質審理が終わる日だった。


 事件はかつてのビジネスパートナーであるLD元取締役、宮内亮治(39)らが勝手にやったこと-。堀江は法廷での供述で度々、その主張を強くにじませてきた。


 「宮内にだまされて、自分は被害者だと思っていますか」。被告人質問の最終盤、裁判長の小坂敏幸は堀江にそう質問した。


 「被害者とは思わないけど…」。堀江は一瞬、言葉を濁したが「役員を信頼して任せていたら、事件に巻き込まれていた」と続けた。無罪主張は最後まで揺るがなかった。


■   ■

 被告人質問を受ける堀江に視線を送る96人の傍聴人の中に、神奈川県内のアルバイト女性(25)がいた。27回を数えた公判で3回、抽選に当たり傍聴することができた。


 16年、大阪近鉄バファローズ買収に名乗りを上げた堀江の既成の権威と戦う姿に魅了され、インターネットで「堀江無罪」を訴え続けている。「事件は既得権を持つ勢力のでっち上げ」。彼女の主張に賛同するネット上の知人は200人を超える。


 刑事被告人になった堀江の姿を法廷で見ても、その思いは変わらなかった。「堀江さんは、うそを嫌う人だから。本にもそう書いてあったし、信じています」と屈託なく話す。


 専門学校を卒業した後、アルバイトを続けている。ビジネスで「資産は百何十億円」(18年11月17日、第23回公判供述)という巨万の富を築いた堀江と、彼女の人生には決定的な差がある。


 彼女は、いわゆる「勝ち組」と「負け組」が二極化する社会を望んでいるわけではない。それでも勝ち組の象徴だった堀江を支持する。


 「堀江さんが変えてくれる世の中の行く先には興味がないです。ただ、堀江さんに現状を変えていく力がある。そこに魅力を感じるんです」

■   ■

 「日本を変える高い志を持った人が、古い文化に淘汰(とうた)された。日本は新しい芽を摘む社会」。起業を目指す北川雅臣(28)の目にもLD事件がそう映る。


 北川は大学を卒業後、米国の大学院で国際関係を学んで帰国した。市場調査会社に勤務しているが、今月中にもベンチャー企業を起こす予定だ。


 LDの経営は「法律の抜け穴を突き、グレーゾーンを走ってきた」と揶揄(やゆ)されてきた。だが、北川は「グレーゾーンであっても違法でなければOKという意識がなければ、起業はできない。法律の抜け穴を見つけるのは創意工夫の一環だ」と語る。


 ただ、こうした経営理念に対する嫌悪感はLD事件以降、さらに強まっている。経済アナリストの森永卓郎(49)もその一人。堀江の生き方を完全に否定する。


 森永は17年のLDのニッポン放送株買収騒動が一段落し、フジテレビが同放送を子会社化した後、堀江に直接尋ねたことがある。


 「あなたの金もうけで、ラジオが好きでニッポン放送に就職した人がフジテレビに移ることになった。悪いことをしたとは思わない?」


 堀江は「何とも思わない」と返した。人間味のない答えに愕然(がくぜん)とした。「あれだけ人の心がないのにはあきれる」という。


 森永は、堀江に魅せられる人がいる理由を「自分を救ってくれる強いリーダー像を投影させているため」と分析する。


 「彼は人を労働力としか見ない。誰かを救うこともない。社会の役に立つ事業のために努力していたわけでもなく、単に社会を欺いてもうけていただけ」


 冷たく言い切った。(敬称・呼称略)



 堀江貴文被告に対する判決が16日に言い渡される。日本社会を動かす「時代の寵児(ちようじ)」から一転、刑事被告人となった堀江被告とはいったい何者だったのだろうか。判決を前に再び考える。



  【堀江貴文被告が語る「人生観」】

 ▼「私は人を信頼するタイプ」(平成18年11月7日、第21回公判)

 ▼「役に立たないことをクドクドするやつは嫌い」(同)

 ▼「(アポイントメントなしの)飛び込みで来るやつはムカツク。基本的には会いたくない」(同)

 ▼「経営者は株主の奴隷ですから。私はその奴隷です」(11月17日第23回公判。会社経営に努力していた理由)

 ▼「私用のタクシー代で会社の経費を使う社員がいた。売り上げを1000万円増やすより、経費を1000万円減らす方が楽」(同。経費を細かくチェックしていた理由)

 ▼「資産は百何十億円。それ以外の資産は…自分」(同。社長業で築いた資産を聞かれて)

 ▼「『温かい家庭』というものがどんなものか、まったく知らないままに私は子供時代を送った」(著書「堀江貴文のカンタン! 儲かる会社のつくり方」)

 ▼「僕は自己中な人間です。根本の部分に『自分さえよければいいかな』というのがあります」(著書「稼ぐが勝ち」)

 ▼「目立ちすぎてスキがあった。発言も悪かったんですけど、立派でないことを好んでいた自分がいた」(11月28日、第25回公判)


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