★出張レポ7日目・おぞましい事件★ | 東京vs義烏 湯門土の食住ブログ

★出張レポ7日目・おぞましい事件★

             【第五章】

もう、BI-JINさんも運転手も途方にくれてしまい

帰りの車の中は無言の時間が過ぎ去るばかり・・・

どうすることもなく、ただただ中国政府の不甲斐なさに

怒りをおぼえると同時にこれほどまでに大変な事柄が

一瞬の気の緩みで起こりうる世の中の仕組みに

眼下に広がる粗悪な町並みを見つめながら怯えるのです。


車はHOTELのエントランスに横付けされ

運転手にさよならを言い、3mほどある重厚なガラス扉を開き

どうぞの仕草をしたその時、背後から掛け声が!


’男:やぁ、BI-JIN君、こんな時間にこんなところでどうしたんだね。

 女:お疲れ様です、ちょっと聞いてくださいよ!

 男:ああ、ちょっとならいいよ。

 女:実はですねここ数日○○○○をしていてどうにも埒があかないんですよ

 男:うんうん

 女:当人はこの方なんですけどね。

 男:お客様かい?

 女:ええ、そうですが・・・

 男:ちょっとまって’

っとこんな会話がされたであろう後に

何処やら電話している様子・・・

おそらく男はBI-JINさんの上司らしく相談に乗ったのだった。

上司を凝視するBI-JINさんを凝視する自分の気持ちが楽になったのは

ものの数秒後であった。


       
        
         

上司が友人の東莞警察官に電話をしてくれ

明日、念願の判子を押してもらえるとの事なのです。

いとも簡単にこの難題を解決できる上司は

白馬に乗った王子さまに見えるのは私だけでしょうか・・・

読者の方にもこの歓喜は伝わることだと信じてやまない。


このHOTELで相当偉い上司です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

$湯門土の東京vs義烏 食住ブログ



       
        
         

ここからが噂に聞いている
THE中国の姿なのです。


BI-JINさんのオフィスへ行き

明日の時間打ち合わせなどをしていると

      小声で

明日はお・金を用意してくださいねっと

耳元でお告げを受けるのです。

内心、そうか、そうだよなッ!

っと思いながらYESのジェスチャーと同時に

大体いくらくらいですかっと質問すると

   2000元(28000円程)

微妙な金額に???を浮かべながら

ハイと返事をして部屋を後にしたのです。


--------------------------------------

【補足と所感】

中国はやはりコネ社会が根強く息づいており
何をするにも絶対に外せないところです。
周りの話でこういったCASEはよく耳にします。

主義の違い、文化の違いっと言ってしまえばそれまでですが
日本人が受け入れるまでには時間の掛かる事でしょう。

しかしながらその大きな力を利用して
賢く生き抜くのも個人・法人の工夫で御座います。

中国における日系企業は計り知れない
苦労を重ねて現地で成功を導くのです。

勤勉な日本人・粘り強い日本人・秩序を重んじる日本人

海外で生活して毎日痛感することは
日本人は最高な人種という事です。


陰性なNEWを気にすることなく
ただただ自分を信じて生きている人は
国内外問わず光っています。


日本人として・自分として
信じて生きていれば
それだけで十分だと思うのです。

--------------------------------------

【あとがき】

いよいよ次回は最終章

HAPPYな結末を迎えることが出来るのか湯門土!

乞うご期待・・・



           to be continue・・・・




                     yiwu通信社