Thursday Cafe (サーズデイ・カフェ)

Thursday Cafe (サーズデイ・カフェ)

読書と思索と創作のメモランダム。

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人はすぐに忘れてしまう。私もすぐに忘れてしまう。だから備忘録を時々持ち出して考えるようにしている。

下手をすれば書いたことに自足して一生ファイルを開かずにいてしまうのがデジタルデータの欠点だから、定期的にアーカイブスをランダムに開いて思考をシャッフルするのである。



10月のノートから

被災地の小学校で波に飲まれた子供たちがいる。もっと生きたいと思ったに違いない多くの死者たちについて想う時、私たちがこれからどのように生きたいかをもう一度、問い直す必要をいつも感じる。


$Thursday Cafe (サーズデイ・カフェ)-Sakura


もう十分に好き勝手に生きて、アフリカの飢餓に苦しむ人々や突然の災害に巻き込まれて死んで行った人たちの何十倍、何百倍も人生を謳歌している我々生き延びた人間の使命について真剣に考えてみたいのだ。

幸福に生きるには、そんなに多くのお金や物がいるわけではない。そして、地球上の全ての人々が幸せに暮らせるだけの富は、すでに十分に足りているはずなのである。

それにも関わらず不幸な人が溢れかえっているのは、富を独占し、さらに維持し増やすための仕組みを作って、それを死守しようとしている少数の人間がいるからである。

彼らの独占している富の一部を再分配するだけでも十分に人類を養うことができるのに、その最低限度の富をも放出しようとしない。それこそが、これほどの豊かな時代にあって飢餓や戦争が絶えることのない理由である。

私たち残された者の使命は、そのような社会の仕組みを変えて行くことにある。そのために知恵と行動力を最大限に発揮することである。