~西へ~(289) 57日目③ 乃木神社(下関) | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。

     
                    近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら

                        (小さい画像はクリックで拡大します)


次なる目的地は、忌宮神社からすぐ近くに。



乃木さん通りから曲がると、



     

あっと言う間に到着しました。

           
          拝殿前の狛犬(大正九年(1920)二月吉日建立)


 拝殿

      

 創建
大正元年十二月、有志が相謀って乃木記念会を発足。
乃木将軍が幼少時代を過ごした旧家を復元し、幼少期の像や遺品などを展示する
乃木記念館とした。
その後も、乃木将軍に対する追慕の念が益々高揚して、大正八年、乃木神社建立の
儀が起こり広く有志の協力を得て創建される。
皇太子殿下(昭和天皇)の御来閲、各皇族方のご参拝十余回に及んでいる。




 ご祭神は、
乃木希典命
乃木靜子命(夫人)(昭和三十七年(1962)合祀) で、ございます。

 
  本殿とさざれ石

  
   乃木夫妻像
乃木希典五十年祭を記念して建立(昭和三十七年(1962))
希典の甥、長谷川栄作の高弟、竹内不忘の作。



 乃木将軍愛馬「壽号」像
壽号はステッセル将軍の愛用した「アラビヤ」産の牡馬で、明治38年1月5日水師営会見の際に乃木将軍に贈らんとしたが、大将はその志を謝し直ちにこれを受けとることは軍規の許さないことなので、後日を約してこれを「壽[す]」号と名づけて戦役中乗用し凱旋後払い下げを受け自分の馬として愛用した。



  乃木旧邸(長府宮の内町)
 乃木希典は、嘉永二年(一八四九)十一月、長府藩士乃木希次の子として、江戸麻布の長府毛利藩邸に生まれたが、安政五年(一八五八)、十歳のとき父とともに長府の地に帰り、十六歳で萩に従学するまで、私塾集童場において学ぶなど、長府城下で過ごす。
 現在保存されている乃木旧邸は大正三年(1914)、乃木記念会がそのゆかりの地に、忠実に復元したもので、家屋の造りは、六畳と三畳の二間、押入、それに二坪の土間という極めて質素な生活をしのばせている。
 また、調度品等も当時を再現したもので、風呂敷包が天井につりあげてあるなど、生活の工夫もみられて興味深い。
 なお、六畳の間に相対して置かれている父、母、そして少年からなる三体の等身大木彫座像は、乃木大将の甥にあたり、明治から大正にかけて活躍した著名な彫刻家長谷川栄作の制作によるもので、乃木少年が、父親から訓話を受けている場面が、見事に表現されている。 -案内板より


   

「乃木旧邸」案内板 (左)

二〇三高地の松の碑 (右)
(爾霊山)
爾靈山嶮豈攀難
男子功名期克艱
銕血覆山山形改
萬人齊仰爾靈山
【読み】
 爾霊山(にれいざん)
爾霊山は嶮なれども 豈攀じ難からんや
(にれいざんはけんなれども あによじがたからんや)
男子功名 克艱を期す
(だんしこうみょう こっかんをきす)
鐵血山を覆うて 山形改まる
(てっけつやまをおおうて さんけいあらたまる)
萬人齊しく仰ぐ 爾霊山
(ばんじんひとしくあおぐ にれいざん)
【意解】
二〇三高地が如何に嶮(けわ)しくとも、攀じ登れぬ筈はない。男子たるもの功名を立てるためには如何なる困難にも 打ち克つという覚悟が肝要である。
その決意のもとに激戦、遂に武器と人の血で山全体を覆うて山の形さえ変わってしまった。この激戦によって遂に旅順も 陥落するに至ったのである。この大功と共に多くの人命を失った。嗚呼(ああ)爾の霊の山である、と万人が斉しく仰ぎ 英霊を慰めるであろう。 -関西吟詩文化協会Webより


     

宝物館を拝見します。

  

  宝物館
一家をあげて世のため人のために尽くし、最後に明治天皇に殉じた乃木将軍御夫婦の殉死75年を迎えた、昭和61年を記念するため御遺愛の品々を初め、乃木家伝来の宝物を後世の人々に伝えるため、宝物館造営奉賛会を結成全国の崇敬者の真心によって同年7月に竣工する。



    

 鎌 (左)
赤穂義士杉野十平次が吉良上野介邸討ち入りの際 携帯したもので、長府藩士口羽氏代々の所蔵品 乃木将軍直筆の箱書き

乃木希典将軍閣下揮毫の掛け軸 (右)

     
   乃木家伝来の宝刀

         
            乃木神社 御朱印





全国の「乃木神社」「東郷神社」への参拝、ともにあと一社づつとなりました。




                                 つづく








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