昭和16年12月8日午前1時30分、米国領布哇(ハワイ)近海に接近した
大日本帝國海軍機動部隊から、第一波空中攻撃隊として、艦戦43機、艦爆51機、
艦攻89機、計183機が発艦。
同日午前2時45分、第二波空中攻撃隊として艦戦36機、艦爆81機、艦攻54機、
計171機が発艦致しました。
これに先立つ、7日には、事実上の特別攻撃隊(体当たり攻撃隊)として、5隻の
伊号潜水艦隊から特殊潜航艇・甲標的5隻が出撃しております。
午前3時19分(現地時間7時49分)布哇オワフ島上空に到達した第一波空中攻撃隊
総指揮官「淵田美津雄」海軍中佐は、搭乗する九七式艦上攻撃機から全機に向け
「ト連送 (全機突撃の意味)」にて下命、その後、司令長官南雲忠一中将の乗る
旗艦「赤城」に対し「トラ・トラ・トラ (ワレ奇襲ニ成功セリ)」を打電。
午前3時25分(現地時間7時55分)翔鶴飛行隊々長の「高橋赫一」海軍少佐率いる
急降下爆撃隊が、フォード島への爆撃を開始し、ここに日・米、直接対決の戦火の
火蓋が切って落とされました。
「真珠湾奇襲攻撃」であります。
=大日本帝國海軍 南雲機動部隊=
空母「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「瑞鶴」「翔鶴」
艦載航空機399機(零式艦上戦闘機120機、九九式艦上爆撃機135機、
九七式艦上攻撃機144機)
戦艦「比叡」「霧島」
重巡洋艦「利根」「筑摩」
軽巡洋艦「阿武隈」
駆逐艦「谷風」「浦風」「浜風」「磯風」「陽炎」「不知火」「秋雲」
「霞」「霰」
潜水艦「伊19」「伊21」「伊23」
補給油槽船「極東丸」「健洋丸」「国洋丸」「神国丸」「東邦丸」
「東栄丸」「日本丸」
特殊潜航艇(甲標的)5隻
=損害=
未帰還機29機
損傷74機
戦死55名
特別攻撃隊(甲標的)未帰還5隻
戦死9名
捕虜1名
=米国海軍他損害=
戦艦5隻沈没 駆逐艦2隻沈没 標的艦1隻沈没
戦艦3中破 巡洋艦3中破
航空機188以上破壊 155以上損傷
戦死2345名 民間人57名

拙者は、明治維新後最大の友好国・米国との戦は非常に残念でなりません。
本来こちらから開戦する必要もなく、ましてやハワイなる島を奇襲する必要もなく、
そして、その攻撃も中途半端であり、その後も意味不明な戦線の拡大や兵力の
逐次投入などなど。負ける為に戦っているとしか見えません。
これでは、世界最強であった大日本帝國陸海軍でも堪りません。
「ニイタカヤマノボレ一二〇八」ではなく、
「ツクバヤマハレ」であって欲しかったです。
徐々に明らかになってきている事は、日、米両国の上層部に「ソ連」の為に働いて
いた輩が、可也居たという事です。これについては、別の機会に記すとします。
全ての兵者に敬意を表しますと共に、英霊の御霊に感謝の誠を捧げます。