7年前の今は、生まれて初めて入院していました。
二日後に喉頭全摘出手術をするために、
声が出て、喋ったり歌ったりする事が当たり前だった事が、
当たり前に何でも口いっぱいに頬張って、一気にゴックンと飲み込んでいた事が、
当たり前に息をしていた事が出来なくてなりました。
そんな時でも、死ぬとは全くおもいませんでした。
私の生命欲だったのでしょう。
そして、私に生命力をくれたのが、熊本大学病院の耳鼻科の医師団だったと思います。
目的は違うけど、三度の手術をしました。
三度とも長時間の手術でしたが、
一度だって、痛いと思った事は有りません。
7年間、痛いと感じないと言う事は、生命力を与えてくれています。
そして、生命欲が沸き上がっ来ます。