2006年フジテレビ制作日韓合作 ドラマ
（日韓国交正常化40周記念 制作ドラマ）
以前から、気にはなっていたのですが・・・やっと視聴することができました。
ナレーションが今は亡き 森光子さんで・・・まことしやかに語られるので・・・
「語りべ」のようで ドラマがドキュメンタリーのようでしたね。
政略結婚といえども、このような時勢であるがゆえに、さらに互いを思い遣る心が・・・
お二人の心を強く結ばれたのだと おもえます。
Wiki pedia を記事でも お二人の強い絆を感じますね。
李垠 殿下 と梨本方子 宮様の幼少期から はじまります。
大正9年4月28日 ご成婚
岡田准一さんが李垠殿下 を演じられ、韓国語のセリフが・・・びっくり～お上手？
かどうか･･･
韓国語ネイティブな方 ご視聴くださいませ・・・
そして、国室事務次官には渡辺いっけい さん 高義敬ｺｳ・ｳｲｷﾞｬﾝ役を・・・
仕事柄 通訳も担ってらっしゃいました。ジャパニーズ ハングルでしたが・・・
なんだか ウケました。
時代が時代ですから 登場人物もハンパない・・・
26代王の高宗 そうです 李垠のお父さん 李太王 。母 厳妃･･･
朝鮮統監府 初代統監 伊藤博文･･･
ハルビン駅での 安重根･･･
韓国で執り行われた 「覲見の儀」
ここでは兄の 李王とその正室 尹妃も登場・・・
そして 映画で話題の 義妹にあたる 徳恵公主も。
韓国で原因不明で 幼くして亡くなった長男 晋
このドラマ・・・このタイムでは 短すぎますよね。
せめて、20回シリーズドラマで制作だったら～ もっと 良いかな～
李垠殿下が 寡黙な人であったという記録をよく見ますが、
「寡黙で生きる」以外にどんな生き方があったのでしょう。。。
11歳から日本に来て、日本人の妻を娶っても、朝鮮王朝の王統を引き継ぐ人で・・・
でも、日本の軍人として生活をして・・・
いつか帰る日を 寡黙にして 過ごす以外には・・・
そしてドラマには なかったのですが、影の女性のこと・・・。
韓国に、李垠殿下のお妃選び（カンテク）で決まった女性がいたという。
このような情勢の中、行き違いで 婚約指輪が届いてしまった。
しかし、この時には 李垠殿下は日本での生活が始まっていました。
数年後に、婚約解消を伝えられ、指輪の変換を求められた。
自分は婚約をして、李王家の一員になったと思っていたのに・・・
彼女は失意の人生だっただろうと思うと・・・
生涯独身でお過ごしになられたそうです。
長男の 晋さま･･･ この方も お二人の子として生まれていなかったら・・・
と 思うと不憫です。親としても やるせない気持ちだったことでしょう。
私が方子様を知ったのは 訪韓して宗廟を訪れたとき・・・
「唯一、日本の女性が王家の妃として 祀られています。」と
昭和天皇のお妃候補 ナンバーワン だった方・・・
歴史は方子様を李垠殿下に嫁がせました。
韓国に戻られるときも様々な困難がありました。帰ることができない時勢に・・・
そしてまた、韓国側も 王政復古などを疑い・・・もっといろんな国が絡んでいたと思う。
方子様は 韓国に戻られたのは昭和38年 62歳。
時間を要しました。 遅くなりました。
しかし、方子さまは 障害児施設と学校を設立された。「明暉園」「慈恵学校」
亡くなる一年前に日本で倒れられたのですが、絶対日本で死ねない。というお気持ちだったのか、退院され 翌年 韓国 楽善斎で亡くなられました。（平成元年4月）
その時の喪主は 次男の 李玖。
その李玖の人生も正統な王家の方・・・もう、僕は王家とは関わりはない、と言いつつ
最後は日本の地で おひとりで亡くなられたということです。2005年73歳
李方子様は、夫 李垠殿下 が眠るお墓
南楊州市金谷洞 洪裕陵に隣接する英園 に合葬されていますね。
今年の5月に、行こうかと思っていましたが、別のお誘いに乗って行けませんでした。
次のときは 光海君のお墓と併せて 訪れたいです。
晩年のころも ドラマにしてほしいな～ と思いました。