皇太子さまは23日、50歳の誕生日を迎えられた。これに先立つ会見で、皇太子さまは「もう50になったのかという感じがする一方で、まだまだ研さんを積まないといけないという、これからだという思いが致しております」と感想を述べた。

 また、天皇陛下が50歳になった83年12月の会見で述べた「夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ」という論語の一節を引用し、誠実さと他人への思いやりの大切さに触れ、世の中のため、人のために「私としてできることをやっていきたい」と述べた。

 象徴天皇のあり方については「国民と苦楽をともにしながら国民の幸せを願い、象徴とはどうあるべきか、その望ましいあり方を求め続けるということが大切」とし、皇室の今後については「過去からさまざまなことを学びながら将来の皇室のあり方を追い求めていきたい」と述べた。

 療養が続く雅子さまに関しては「着実に快復」に向かっているとし「間近で見ていて、雅子の一生懸命努力している様子や、よくなってきている様子がよく分かります」と話した。しかし、まだ治療が必要としたうえで「さらなる快復に向けて支えていく」と心情を表した。東宮職医師団が示した見解で、私的な外国訪問の検討も必要との指摘に対しては「周囲の人たちとも相談しながら、雅子とともに考えていきたい」と話した。【真鍋光之】

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