英雄 ~HERO~ | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

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内容:秦王のもとに、王を狙った刺客を3人殺したという無名という男が現れた。その功績を讃え、特別に謁見を許された彼は、刺客を殺した経緯を王に語りはじめる。しかし、それは多くの謎を含み、話は二転三転していく…。
『あの子を探して』『初恋が来た道』などのチャン・イーモウ監督が、中国の大スター、ジェット・リー、マギー・チャン、トニー・レオン、チャン・ツィイーを起用して作り上げた歴史ロマン。ワイヤーを多用したアクションシーンは華麗で、まるでバレエを見るようだ。また交錯するいくつかのエピソードの果てに存在する真実、そして衝撃のラストには胸を震わせる感動がある。崇高な精神を持ち、その目的を達成した主人公に敬意さえ抱かせる仕上がりは、さすがチャン・イーモウと言えるだろう。撮影は『ブエノスアイレス』などのクリストファー・ドイル。衣装は『乱』のワダエミが担当。エピソードごとに赤、青、緑と色調を変えたヴィジュアルも一見の価値あり。(Amazon.co.jpより)


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ほい!長いことメキシコ映画漬けだったせいか、「なぁ~んも考えなくてもよさそうなアジア映画が観たいもんねー!ヽ(゜▽、゜)ノ」って気分だったので借りて参りました、

チャン・イーモウ 監督作品より「英雄 ~HERO~」です。

観るのは2度目だけど、内容ほとんど覚えて無かったので実質初鑑賞みたいなもんですなw




後に始皇帝と呼ばれることになる秦王のもとに現れた1人の男。無名(ジェット・リー)と名乗る男は、中国全土でも最強の暗殺者、長空(ドニー・イェン)、残剣(トニー・レオン)、飛雪(マギー・チャン)を討ち果たしたと語る。秦王は、この知らせを聞いて無名に謁見を許す。暗殺者たちとの激闘を語るうち、一歩ずつ王に近づいてゆく無名。彼の胸中には、恐るべき思惑が秘められていた…(goo映画より)




…うん!何も考えなくて良さそうな映画を借りてきたつもりでしたが、予想以上に

何も考えなくて良かった!!笑



ハッキリ言ってこの作品、「映像とアクション」これに尽きると思います。

ストーリーも、アレは黒澤明の「羅生門」をイメージしたのかな?一応工夫はして

ありますけどね、残念ながらその領域には遠く及ばないかと。

もうちょっと真相は“藪の中”な感じにしてくれても良かったんだけどなぁ。。。



映像に関しては文句なしです。赤、青、白、緑などなどを意識的に使い分けており、

その美しさには素直に息を呑みましたよ。



ただ…


ワタシだけですかねぇ?ワイヤーアクションをふんだんに使ってあれば使ってあるほど、

なんだか滑稽に見えて笑えてきてしまうのは。(;^_^A

物理法則を一切無視した、しかもムダだらけの動きの連続に

「おまいはウルトラマンか~い!!(≧▽≦)」とかツッコんだこと数知れず(笑)

しかもジェット・リートニー・レオンマギー・チャンチャン・ツィイーハート

みんな大真面目にそれをやってますからね、ゴメンナサイ尚更可笑しくっておかしくって。

これが例えば「少林サッカー」みたいなアクションコメディならそれでいいんだけど、

コレってシリアスな映画ですよね??? やっぱり笑わせようとしてたわけでは

ないんだろうなぁ。。。でも笑っちゃう( ´艸`)ブフフ





っつーわけであっさり総評。

コメディならば素晴らしいですが、チャン・イーモウに笑いは期待してないんだよなぁ。。。( ̄_ ̄ i)

やっぱり私、ワイヤーアクション物はとことんダメみたいです。

以上!