家族と自転車と私 | 馬鹿日報・弐

家族と自転車と私

自転車にはちょっとだけ

こだわりがあります。

 

…というか、

完全に大学生の頃に読んだ

マンガの受け売りです。

 

 

『並木橋通りアオバ自転車店』

(宮尾岳/少年画報社)


何をきっかけに読み始めたのか

今となっては思い出せないのですが、

自分はこの作品で自転車の価値観が

だいぶ変わったと思います。

 


まずは、社会人になってから

プジョーの折り畳み自転車を買いました。

 

 

『アオバ自転車店』にも

歴史的な事件として

書かれていたと記憶していますが、

プジョーが自転車の販売から撤退する前、

2000年代の始めのことだったはずです。

(その後また復活したそうです)

 

…それまで乗ってきた自転車が

すべて盗難に遭ったことが理由で

折り畳みにしたんですが、

おかげさまでかれこれ16年

無事手元からいなくなることもなく

乗れています。

 

先日、上野のあたりで

初めて全く同じモデルに

乗っている人を見たので、

思わず話しかけたくなりました。

 

 

そしてそれからだいぶ時が経って

娘が生まれ、2歳を迎える前に

娘を乗せる用の自転車を新調。

これまた『アオバ自転車店』を

参考に購入しました。

 

 

嫁さんだけでなく

自分もこの自転車を

ヘヴィユーズしています。

「ふらっか〜ず」の名に恥じず、

安定感バツグンです。

 

自転車レースでもなければ

レース用自転車でもない、

「ふだんの自転車」に焦点を当てたところが

『アオバ自転車店』の

画期的なところだったんだろうなと…。

 

 

そして次はといえば、

2歳になったくらいから

「娘にどんな自転車を買おうかな」

などと妄想していたわけですが、

自転車店で見てもネットで探しても、

国産外国製問わずピンと来るものが

全然見当たらない。

 

…という状況が続いていた中、

ある時娘と都内某所の

スポーツジムが経営する

自転車店に行ったとき、

「これだ!」と思える

デザインのものを発見。

どうもその店舗オリジナルらしい。

 

当時まだ三輪車すら

乗りこなせない娘を横目に

「ファースト自転車はここで買う!」

と決めました。

 

 

……それから1年半経って、

先日久々にその店に

家族3人で行ってみました。

 

自転車屋に行くたびに

プリキュアやポケモンの

絵が入った自転車を

欲しがっている娘ではありますが、

すんなり気に入っていた模様。

 

 

黄色が自分の好みじゃないので

ちょっと迷いどころですが…。
 

ともあれ靴なんかも

最初はキラキラしたのを

欲しがりますが、

結果996やAIRMAXなんかを

気に入って履いているので、

その点ではわりと自分的には

苦労がなくて助かっています。

 

 

……しかし嫁さんとの協議で、

今(4歳半)のタイミングで

補助輪ありの自転車を買っても

あまり活用できないうえに

サイズもすぐ上がるので、

補助輪なしで乗れるようになったら

買おうという話になりました。

 

ストライダーに

興味を示すこともなければ、

交通公園に行っても

練習に積極的じゃないので、

いつ補助輪なしで乗れるようになるのか

全っ然読めないのですが、

そこは気長に待ちたいと思います。

 

いつか家族3人で

遠出したりできるといいなぁ、と。