【楽曲部門】
第1位 5.0P 泡沫サタデーナイト/モーニング娘。'16
何とも推しの卒業ソングであるが、それを差し引いても至極。情報小出しでジラされたのもいい思い出。
そして、披露されたのは、かつてのモーニング娘。を感じさせる、待ってましたという曲。
外部クリエイターだからこそできる、かつてのモーニング娘。の良いところを集めたファンサービスに溢れた曲。
音楽的妥協をしないつんく♂ではできない。ガンダムに例えれば、レコンキスタに対するユニコーン。ジラされて膨らんだ期待を裏切らなかった。
そして、明るい曲なのに何故か泣ける。祭りの楽しさと、終わった後の寂しさ。
笑顔の裏に哀愁を帯びた鈴木香音の卒業ソングに相応しい。こんな良い曲で送り出してくれてありがとう。
卒業ソングだけど、ライブの空気を変える曲として、コンサートでずっと歌い継がれていって欲しい。
第2位 3.0P ENDLESS SKY/モーニング娘。'15
初披露の武道館での、鞘師里保の泣き顔と歌詞とのシンクロの奇跡。新しい世界へ踏み出すために別れる切なさ。
そして、春ツアーの本編でのオーラス曲でもあるけど、ステージ下手端のポジションで、毎回、鈴木香音が目を潤ませて踊ってたのも忘れられない。
だから、私にとっては2人の卒業ソング。なので、香音ちゃんの卒コンに鞘師パートを歌って欲しかったけど、逆に武道館のセトリから外れたのは残念。
第3位 1.0P THE VISION/モーニング娘。'16
秋ツアーのタイトル曲にもなった、美しい歌詞と美しい音色。人間賛歌にジワジワくる。
自分は本来、ダンスチームと分ける曲は嫌いだけども、この曲に関しては、ダンスがよりドラマチックさを高めている。
そして、モーニング娘。が凄いと思うのは、「時空を超え宇宙を超え」とか観客のコールや手拍子が無くても成立するところ。
それゆえに、コンサートのイントロで変なノイズが入ると非常に残念な気持ちになる。
第4位 0.5P 次々続々/アンジュルム
めいめい卒コンの1曲目にこれを歌うアンジュルムが、横浜アリーナ・ライバルサバイバルのモーニング娘。に重なった。
台詞調、ラップ、色んな仕掛けを散りばめて、文句なくカッコいい。めいめいとかみこが競演してる曲。
アンジュルムの完成形に聴こえる。
第5位 0.5P そうじゃない/モーニング娘。'16
「牧野真莉愛をセンターに」とオーダーされて、こんな曲を書いてしまう、つんく♂さんの妥協しない凄まじさ。
要領よく生きてるけど日常を退屈してる女の子…全国握手会での小田さくらちゃんの演説により、
改めて歌詞に注目して聴いてみたら、まんまと脳内の順位が逆転しました。
【MV部門】
第1位 3.0P 泡沫サタデーナイト/モーニング娘。'16
楽しい歌を楽しく歌って踊っている姿、各メンバーにも見せ場があり、仕掛けが満載。何百回見ても飽きない。
印象的なDJ香音の乱入シーンが、撮影現場の偶然の産物だという裏話も楽しい。DJ香音、最後に爆発しちゃうけど、
メイキング見ると現場では最後にコブシを突き出してと言われてた。
ラストポーズを変えたのは香音ちゃん判断なのか気になる。
第2位 1.5P Tokyoという片隅/モーニング娘。'16
変哲のないダンスシーン、リップシーン…今までのMVと同じような映像素材なのに、編集次第でこんなにもカッコ良くなる。
1番をあえてテレビ収録風にして、後半小刻みなカットで畳み掛けてくる。このMVを観てから、この曲が何倍も好きになった。とってもセンスが良い。
最後にキチッと香音ちゃんのサヨナラを匂わせるシーンもあって泣ける。
第3位 1.5P セクシーキャットの演説/モーニング娘。'16
これの可愛い猫娘。を観てしまうと、猫耳付けてないコンサートが物足りなくなってしまう困ったMV。今までの娘。MVは何だったんだと言いたくなるぐらい、劇っぽい。
全国握手会の小田さくらの演説によると、歌詞の一人の女の子の脳内世界を見事に再現してるようで、
ちゃんと映像スタッフが歌詞を読み解いて撮ったことが凄い。
【推しメン部門】
鈴木香音/モーニング娘。'16
屈託のない笑顔と屈託のない野望に惹かれた6年前、笑顔の裏の涙、悔しさの裏の笑顔、
挫折と立ち直りを繰り返す彼女を時にはハラハラしながら見守ってきました。
決して完璧なアイドルではないし、これからって時に卒業を選んだのも彼女らしいけど、
あんなに実直に接してくれた芸能人、有名人を私は知りません。その全てが愛おしい。
卒業が決まってから卒業コンサートまで、泣きながら笑顔を全うした姿は尊すぎて、眩しかった。
“青空の下、息をしていれば繋がっています”…だから意地でもあなたのためにロスになりません。
ですが、こんな女性は二度と現れません。いつまでも大好きです。
そして、新しい生活を迎える彼女に、モーニング娘。の鈴木香音ちゃんとしてではなく、個人の鈴木香音さんとして心の中でエールを送ります。
ですから、ハロプロ楽曲大賞での推しメン部門の鈴木香音ちゃんへの投票はこれを最後にします。素敵な思い出を本当にありがとう。