これまで、「保険の見直し」シリーズを読んできた人は
気づかれていると思いますが
生命保険には3つの側面があります。
3つの顔と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
何だと思いますか?
一つは商品。
資本主義経済の中で流通している商品である生命保険は
生命保険会社が売る商品を消費者が分割で購入するという
仕組みです。(一括払いの商品もあります)
サービスと金銭の交換です。
もう一つはギャンブル。
死亡する可能性や、病気になったり事故に会う可能性に
ベット(賭けること)しているわけです。
そして相互扶助。
生命保険は本来、この考え方に基づいて作られたものです。
利益を追求していく資本主義とは
一線を画すことになります。
生命保険を提供する側の生命保険会社にとっては
「商品」としての意味合いが強くなります。
一方、提供される側は「相互扶助」の意識が大きい。
この「ずれ」があることを認識することが
生命保険という数千万円もする買い物をする時の
心構えとしては基本になります。
生命保険会社は売りたい(利益が出る)商品を
売ろうとします。
当たり前の話ですが、その商品が
消費者にとって必要な物かどうかは別になります。