私がこのブログを通じて一番お伝えしたい裏テーマのお話です。
山ぐらしをしていた時、ニワトリを飼っていた時期がありました。
確か、オス１羽にメスが５羽くらいです。
彼らがどんな暮らしをしているのか
じっくり観察したことがあります。
夜は小屋へ入って寝るのですが、日中は畑や庭を歩き回っています。
そして、ひたすら土をくちばしでつついて
ミミズや虫を食べ続けています。
休みなく、一日中くちばしで土をつつき続けているのです。
誰かに命令されたわけではありません。
もちろんストレスを抱えながらいやいや
やっているわけでもありません。
やりたいからやっているだけです。
自然界には「やりたくないこと」を仕方がないから
いやいや、やっているという行為は存在しません。
ちょっと想像してみてください。
あなたのまわりのすべての制約がなくなったら
何をやりたいですか？
会社はもちろん、家族の存在からもちょっと離れてみてください。
いかがでしょうか？
なにか思い浮かびましたか？
もしかしたら、何も思い浮かばなかった人も多いでしょう。
私たちは制約がある社会があたりまえだと思い込まされて
その価値観の中で生きてきました。
簡単にその価値観をひっくり返すことは難しいと思います。
でも、この世に生まれた瞬間のあなたの心の中には
何も制約はありませんでした。
もちろん、生まれた瞬間から環境という形ですべての人
が様々な外的制約を受けることは事実です。
その外的制約を一度受け入れて、なお問いかけてみてください。
何をやりたいですか？
これは、再三お伝えしてきた
あなたはいったい誰ですか？
と同じ問いかけだと気が付きましたか？
やりたいことが少しでも見つかったら
それを心にしっかりととどめておいてください。
いきなり行動に移さないでくださいね。
思いだけで突っ走ってしまうと
必ず周囲と摩擦ができてつぶれてしまいます。
やりたいことが見つかればあとは単純です。
それを実現させる方法を探していけばいいだけです。
「やりたいことが何なのか」
ということを考えていなかった自分に気が付かない人たちが
ほとんどです。
48年前、寺山修司が
「あなたはいったい誰ですか？」
と問いかけてもほとんどの人が何も答えられなかった
昭和の時代と何も変わっていないのです。
（つづく）