NHK『無縁社会』シリーズはご覧になった? | うほほんのブログ

NHK『無縁社会』シリーズはご覧になった?

えー、今回はちょっと堅めなお話

今年の初春にNHKスペシャル枠で放送されてボディーブローのような反響を呼んだという『無縁社会』
そしてその続編として9月に放送された『消えた高齢者 無縁社会の闇』
まずはその制作に携わっているディレクターさんの日記から拝借
また日曜の夜にとんでもないものを見せやがって とか言われるかもしれない。

はたまたやっぱり自己責任だろ って憤る人もいるかもしれない。

でも幸せな終末を迎えられる人もいる一方で、
こういう終わり方をする人たちが確実に増えてきているってことは事実だってこと

それをあなたがどう捉えるか
考えながらご覧いただければと思います。

そしてこんなサイトを作りました。
http://www.nhk.or.jp/muen/

今年は無縁社会にはじまり、無縁社会に終わるなぁ・・


9月の放送前夜にアップされた日記です

「ワープア」「ニート」「勝ち組・負け組」「自己責任」
この手の話題のキーワードはいろいろあって、おのおのの立場によって受け取り方・考え方がおっきく違うこのお話


ぼくが偉そうにあなたの受け取り方・考え方に口を挟めるモノではないことは重々承知していますが
このディレクターさんのコトバの通り
『それをあなたがどう捉えるか』
自分の立ち位置を確かめてみませんか?
ってゆーお知らせのエントリーでございます


もう一つ、リンク先の掲示板から拝借しましょう
Fさん 62才
6.無縁社会を感じるご自身の体験談・エピソード
自殺防止の電話相談のボランティアをしている者です。私がこれまで電話を受けた人の中には大量服薬後に電話をかけてきたり、「最期に人の声を聞きたい」と言って話を始めたりした方もいますが、多くは自殺の一歩手前、「死にたい」「生きているのが辛い」と苦悩している人達です。

「私を必要とする人は少なくないが、私自身は愛されていない」と嘆き、その虚しさから死の思いに駆られる人もいます。形の上で血縁や地縁はあっても、心の内を明かせる人はおらず、一人で苦しみを抱え込んでいるケースが大方です。

私達の所には毎晩ひっきりなしに電話がかかって来ますが、回線が少ないため、つながるのはごく一部に過ぎません。辛うじてつながっても、その方の苦しみに耳を傾けるだけしかできないのが私達です。にもかかわらず、話し相手を求める電話が夜通し鳴り続けているのが現状です。こうした私達の営みが細々ではあれ、なぜ求められ、続いてきたのか、思いをめぐらすことがあります。話す人、聞く人、匿名の二人を結ぶ縁はたまたま電話が通じたことです。お互いに姿が見えないだけでなく、しがらみのない人間関係にあることに意味があるように私には思えます。

「無縁社会」は複雑で根深い、深刻な問題です。その中で悶え苦しむ人が救われる解決策が早く見出されてほしいと思います。ただ、対応は多様であってほしいと願います。誰もが「有縁」の状態に置かれることが最善策とはならないかもしれません。要は、その人の苦しみが救われること。無縁な人が無縁なままでも受容されるチャンネルの選択肢も、社会の中に確保しておくべきだと思うのです。

この方のコメントが、ぼくが感じてるぼんやりとした危機感に通じてるような気がしたのです
いま、ちゃんと仕事してるから、とか
いま、家族や友だち、同僚に恵まれてるから、とか
そーゆー傍目や本人の現状認識では掴みきれない、死角から突然襲ってくる虚無感
そんなモノにある日突然襲われちゃったとき、あなた、持ちこたえられる自信ありますか?

この一連のシリーズが問いかけてるのは、きっとそーゆーことなんだろう、と思うので、これは是非とも皆さんに見てみていただきたいなぁ、と思うわけです

地域によって放送時間が違ったり、放送自体無かったりするかも知れないけれど
とりあえず関西エリアでは今日、金曜の深夜、再放送があります
01:15 NHKスペシャル「無縁社会」
02:15 NHKスペシャル「消えた高齢者“無縁社会”の闇」

起きてみてくださいとは言いません
眠いとかより、たぶん怖いからw
ビデオ録って明るい時間に見てください
テレビ見れない人はリンク先の掲示板をちらっとでも眺めてみてください
そこにあるコトバをどんな風に感じるか
共感するか反発するか、いろいろあるでしょうけども、
「知らなかった」では済まされないハナシ
ってやつだと思います

んで
そんなこんなをひっくるめて、明日、土曜の夜、一般人による生討論ってゆー無茶番組「日本の、これから」が無縁社会をテーマに放送されます
どんな人がどんなことを言うのか
それをあなたがどう感じるのか

自分のアンテナがいま、どっち向きになってるのか
この機会にチェックしてみませんか?