【経済】日本の信用格付けが韓国より低下している理由 | モンちゃんのブログ

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不耕起栽培の田んぼでお米を作りホタルを増やしたり、自然農法の畑で作物を作ってます。千葉県環境学習指導員の認定を受け環境の体験学習や講演等をしてます。環境社会検定保有し、省エネ生活を実践中!blogは主に医療・食料・環境を中心に、様々なジャンルで更新してます。

10月15日付け Yahoo ニュース

日本の信用力、低下=消費増税では不十分―S&P
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121015-00000088-jij-bus_all


また、サーチチャイナによると9月29日付け記事に

ソウル市の国際金融競争力、東京を抜いて世界6位に=韓国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0929&f=national_0929_017.shtml
同社のランキングでは、ロンドンが1位、ニューヨークが2位、香港が3位、シンガポールが4位。東京はソウルに一歩後れた7位にとどまった。
韓国は9月初め、国家信用等級A+の日本と中国を追い抜いた。
国際格付け機関フィッチが9月6日、韓国の国債の信用格付けをA+からAA-へと1段階引き上げ、見通しを「安定的」とした。今回の調整で、韓国は日本と中国を抜き、トップから4番目の等級となった。韓国が日本より高い信用格付けを受けたのは今回が初めて。複数の韓国メディアが報じた。と出ています。
この格付けの背景には、単に金融の健全性の評価だけでなく、公共事業として何に取組んでいるか?』が評価されていると言うのです。
上位の都市やその国に共通しているのは、
「公共事業として自然再生事業に取組んでいること」が上げられるそうです。

環境省 自然環境局に諸外国の取り組みが掲載されています。
http://www.env.go.jp/nature/saisei/network/foreign/bg.html
自然再生事業は,過去に失われた自然を積極的に取り戻すことを通じて生態系の健全性を回復することを直接の目的とする事業であり,森林,農地,河川,湿地,干潟など,様々な生態系の修復や復元が,2003 年に施行された自然再生推進法のもとで実施されている。
日本生態系協会の池谷会長の講演内容 (22ページ)

韓国が日本を抜いた理由は、これです。↓↓↓
イ・ミョンバ現大統領が、ソウル市長だったときに、頑張ってチョンゲ川の上に走っていた高速道路を外して、元の自然に近いかたちに戻しました。今、チョンゲ川のほかに、ソウル市内の六つの川で自然再生が行われている。
日本では、計画が平成16年からあるものの
着手していないからです。
このように、21世紀では、環境に取組まない企業は信用格付けを落とす時代となりましたし、上場企業のうち47%が環境報告書を提出しています。企業はCSR(=企業の社会的責任)として利益だけでなく、顧客・株主・従業員・取引先・地域社会などの企業を取り巻く様々なステークスホルダーとの関係を重視していく考え方が国際スタンダードなのです。
その結果、ISO14000(=環境マネジメントシステム)を中心として
環境監査、環境パフォーマンス評価、環境ラベル、ライフサイクルアセスメントなど、環境マネジメントを支援する様々な手法に関する規格から構成されています。

国際スタンダードなので、国の評価もこの考え方が当てはまります。
すると、日本は公共事業で環境再生をしていないため韓国よりも劣っていると信用評価が下がったと言う事になったのです。


韓国の取り組み
ソウル市内に流れる東京の神田川に似たチョンゲ川があります。道路の下を流れていたどぶ川状態を元の自然の状態に戻したからです。
清渓川《ウィキペディアから》

日本も、真の意味で環境保護について取組まないと国際社会から孤立することになります。
公害をなくせば済む問題ではなく、我々が住まう地球環境の自然再生へお金を出さないと
我々の子孫=未来の子供達の笑顔のために今が大切だと思いませんか?