【農業】モンサント社が日本に遺伝子組換え作物の承認を申請しています | モンちゃんのブログ

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不耕起栽培の田んぼでお米を作りホタルを増やしたり、自然農法の畑で作物を作ってます。千葉県環境学習指導員の認定を受け環境の体験学習や講演等をしてます。環境社会検定保有し、省エネ生活を実践中!blogは主に医療・食料・環境を中心に、様々なジャンルで更新してます。

皆さんは『モンサント社(米)』のことはご存知でしょうか?

モンサントという名前は馴染みがないかもしれませんが、世界の食料を牛耳る企業です

遺伝子組み換え植物の種の世界シェアは90%という会社です。このことの意味はおわかりでしょうか?

日本にも支社があります。日本モンサント社HP

モンサント社は、「遺伝子組み換え技術をはじめとするバイオテクノロジーをその重要な手段と考え、その可能性を最大限に活用し、社会に貢献できるよう取り組んでいます。」と謳っています。
設立は、1952年に三菱化学が出資して設立されました。今から60年程前です。

ベトナム戦争で大量に使われた枯葉剤の製造メーカーと言えば、彼らの技術の恐ろしさが理解できるのではないでしょうか?

農業や園芸をされている方は殆どの方がご存知の「ラウンドアップ」という除草剤があります。
これを開発したのもモンサント社です。

枯葉剤をまいて、草を枯らして、必要な作物だけを収穫するには、枯葉剤に耐性を持つ作物の開発が必要で、そのような作物が遺伝子操作で作られました。

この技術を持つ会社が世界の食料を牛耳っているのです。

NHK-BSでも2008年に特集されました。
アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略 前編
アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略 後編


映像でもUPされてました。
「巨大企業モンサントの世界戦略」遺伝子組換 バイオテクノロジー前編
「巨大企業モンサントの世界戦略」遺伝子組換 バイオテクノロジー後編

このように、モンサント社は日本でも、世界でもその動きが注目されているのです。


遺伝子組換食品の流通は、未来の子供に影響を与えます。
例えばあらゆる害虫を殺す遺伝子組み換え食品を体内に入れたら胎内の良質な菌を殺してしまう体になってしまうでしょう。



さて、モンサントが遺伝子組み換え作物の種の流通方法までは表には出ていません。
これについては、次のような文献が出ています。
『北米で遺伝子組み換えをした様々な作物の種を、モンサントの製造した種を使わない農家の近くで撒き散らし、作物ができた頃を見計らってそういった農家がモンサントのパテントを犯していると主張して「その証拠」を農家の畑から引っ張り出し、訴訟して、モンサントの種を契約して使い始めない小規模農家を潰し、農作物の100%遺伝子組み換え化を狙っている。』
しかも、一度でもモンサントの種を使うと、後戻りが出来なくなる仕組みのようです。
『たちの悪い事に、モンサントの種を使うと、以前以上にモンサントが作る農薬を使わなければならない羽目になる様にしてある。既に、インドネシアを始め、外国でも似た様な方法で諸外国の食料生産能力を奪い始めている。』

原発問題の前に、TPP(貿易自由化を目指す経済的枠組み)が話題になりました。
貿易の関税をなくすことで米国からの輸入を増やすことが目的のようですが、
農業の部分に焦点を当てると、国内生産よりも安い作物が輸入され、
廃業する農家が増加し、失業者発生、日本農業は生産困難に陥ります。
そして食糧自給率は今以上に減ります。自国に生産者がいないのですから。
すると米国自然災害による食糧不足(輸入減)のリスクがつきまとうばかりでなく、
外交カードにされてしまいます。
「いうこと聞かなければ、国民は餓死するぞ」ということです。
現在でもモンサントから提供される種子は不胎化処置が施されているので妊娠が出来なくなります。
また、F1品種と言う種があります。これもモンサントの仕掛けです。
F1とは「一代交配種」「F1ハイブリット」「雑種第一代」とか呼ばれる品種改良をした「種」のことです。
品種改良というと良いイメージがありますが、昔ながらの長い年月をかけて交配させていった品種改良法ではありません。バイオテクノロジーを駆使した交配種です。
F1品種はFamily=1という後継者が出来ない=一代限りでおしまいの意味です。
F1品種から種を採ろうとしても採れないし、仮に採って植えたとしても、同じ作物は出てこないように操作されているのです。
つまり実った種を蒔いて作物を作るという事が不可能なように遺伝子操作された種がモンサントから世界に出されているのです。
日本にはすでにF1品種が毎年モンサント社の種子を買わない限り、日本国民は飢えて死んでしまうことにもなります。

モンサントが農水省に遺伝子組換え作物の承認申請をしています。
これに関して農水省が国民に意見を求めていますので、
一人でも多くの方が反対の意見をされることが必要なときです。

遺伝子組換えトウモロコシ・セイヨウナタネ・ワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集について《農水省HP---6/21まで》

ひとつでも既成事実を作ると、後から後から止め処もありません。

今、この時に水際で止めることが必要だと思います。

未来の子供たちのために!