今年もよろしくお願いします!
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
今年の初めに私、齋藤浩昭が自身のブログで書いたことをご紹介したいと思います。
今年も激動の1年になると思っています。
三陸牡蠣のため、また日本の牡蠣業界のために頑張りますので、よろしくお願いします。
=【SAITOHIROAKI.COMより】============================
題名:謹賀新年 Happy New Year 2015
新年明けまして、おめでとうございます。
昨年、日本の牡蠣産業においては、大きなトピックが3つありました。
1つ目は、付加価値の高い殻付き牡蠣をつくるためのオーストラリアの養殖手法が広く国内の牡蠣養殖生産者の間に広まったことです。オーストラリア総領事館様主催によるオーストラリア牡蠣養殖セミナーが昨年の2月に、東京、宮城、広島の3箇所で行われ、日本国内における先進的な牡蠣生産者が参加し、広くオーストラリア牡蠣養殖を知る機会が得られたことは、日本の牡蠣業界においてエポックメーキング的なことだと思っています。もちろん、今まで付加価値の高い殻付き牡蠣づくりに関心のある方はオーストラリア、米国、フランス等、さまざまな地域で既に見識を拡げていたかと思いますが、日本国内においてのこのようなセミナーはありませんでした。僕としても主催者側に近い立場で、オーストラリア牡蠣養殖の根幹の一つである養殖用バスケットの日本代理店として参加できたことは大変光栄なことだと思っています。オーストラリアの資材や機材を使うかどうか別にしても、付加価値の高い殻付き牡蠣を作ろうという機運が全体で起きたことは、日本の牡蠣養殖の歴史を変えていくのだろうと思います。
次にトピックの2つ目は、広島で土砂災害をもたらした大雨などによって、国内の圧倒的No.1の牡蠣生産地産地である広島牡蠣養殖が打撃を受け、夏の種苗生産もうまく行かなかったために、国内全体の種苗量が激減しているという危機が起きました。牡蠣の種苗生産量の日本一は広島ではなく、宮城ですが(震災前は全国80%のシェア)、宮城でも震災後は不安定な生産が続いており、そこでさらに広島の種苗生産が厳しかったことは、日本の牡蠣産業そのものの危機が懸念されています。それらの影響は今年2015年秋以降に表面化するでしょう。また今シーズンにおいては大雨による広島の成貝育成へ打撃がありました。そのために宮城の牡蠣も価格が高値で安定していましたが、三陸牡蠣は震災前の生産量にまだ戻らないため牡蠣不足の懸念が出始めているという状況です。ちょうど、震災で三陸が打撃を受けたときに広島が販売を伸ばし、昨年の夏の大雨で打撃を受けた広島をよそ目に三陸の牡蠣が盛り返しているカタチとなり、決して日本国内において牡蠣市場が拡大しているワケではありませんし、高齢化、不安定性、生産者減少の問題は何一つ解決されていません。
そしてトピックの3つ目は、カキ小屋ブームが加速したことです。九州や三重などでは、以前から浜のカキ小屋は増えてきていましたが、ここ2年ほどは都市部でのカキ小屋が急増しています。僕の会社でも直営のカキ小屋の他、カキ小屋パートナー制度を昨年の秋に立ち上げましたが、世間のカキ小屋ブームはしばらく止まりそうにありません。これが一つの日本における牡蠣の食文化になればと思っています。
これらのように、2014年の日本における牡蠣業界は、毎年のように起きる自然災害に対する生産性の脆弱さと、付加価値の高い殻付き牡蠣養殖への希望が見える年であったと感じています。
さて、今年2015年の牡蠣業界についてですが、僕は2014年よりもまた違った大きなうねりが起きるのではないかと感じています。
ポイントは「種牡蠣」、「海外」、「牡蠣の食スタイル」だと思います。
1つ目の「種牡蠣」は、日本で大きなシェアを持っていた宮城の種苗生産が、震災後は毎年不安定になり、このまま天然採苗に任せているだけで良いのかという議論が必ず沸き上げってくるだろうと感じますし、またそうならなければ、採苗と育成の両方の自然災害リスクが減らないということになると思っています。育成はまだしも採苗は避けられるリスクだからです。
2つ目の「海外」は、昨年の付加価値の高い殻付き牡蠣生産に関心が高まり、ムーブメントが進む結果、その売り先のメインは実は海外になると気付き、国の輸出政策と相まって海外輸出を目指す動きが加速してくるだろうと感じています。逆にいえば、販路をつくらない付加価値の高い殻付き牡蠣づくりは、自己満足以外の何モノでもありません。日本の少ないオイスターバーを多くの生産者で取り合える状況ではないのです。
3つ目の「牡蠣の食スタイル」については、オイスターバー、カキ小屋と続き、殻付き牡蠣をメイン食材とした飲食店がさらに増えていくと感じます。形態はオイスターバーやカキ小屋かも知れませんが、今まで以上に殻付き牡蠣の食スタイルが充実してくると思います。また国内の牡蠣市場の拡大のためには、そのような業界関係者の創意工夫が望まれるところです。
僕はこうした状況のなかで、自社のみならず、日本の牡蠣業界、日本の食文化を考えながら、少しでも行動していきたいと思っています。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
今年の初めに私、齋藤浩昭が自身のブログで書いたことをご紹介したいと思います。
今年も激動の1年になると思っています。
三陸牡蠣のため、また日本の牡蠣業界のために頑張りますので、よろしくお願いします。
=【SAITOHIROAKI.COMより】============================
題名:謹賀新年 Happy New Year 2015
新年明けまして、おめでとうございます。
昨年、日本の牡蠣産業においては、大きなトピックが3つありました。
1つ目は、付加価値の高い殻付き牡蠣をつくるためのオーストラリアの養殖手法が広く国内の牡蠣養殖生産者の間に広まったことです。オーストラリア総領事館様主催によるオーストラリア牡蠣養殖セミナーが昨年の2月に、東京、宮城、広島の3箇所で行われ、日本国内における先進的な牡蠣生産者が参加し、広くオーストラリア牡蠣養殖を知る機会が得られたことは、日本の牡蠣業界においてエポックメーキング的なことだと思っています。もちろん、今まで付加価値の高い殻付き牡蠣づくりに関心のある方はオーストラリア、米国、フランス等、さまざまな地域で既に見識を拡げていたかと思いますが、日本国内においてのこのようなセミナーはありませんでした。僕としても主催者側に近い立場で、オーストラリア牡蠣養殖の根幹の一つである養殖用バスケットの日本代理店として参加できたことは大変光栄なことだと思っています。オーストラリアの資材や機材を使うかどうか別にしても、付加価値の高い殻付き牡蠣を作ろうという機運が全体で起きたことは、日本の牡蠣養殖の歴史を変えていくのだろうと思います。
次にトピックの2つ目は、広島で土砂災害をもたらした大雨などによって、国内の圧倒的No.1の牡蠣生産地産地である広島牡蠣養殖が打撃を受け、夏の種苗生産もうまく行かなかったために、国内全体の種苗量が激減しているという危機が起きました。牡蠣の種苗生産量の日本一は広島ではなく、宮城ですが(震災前は全国80%のシェア)、宮城でも震災後は不安定な生産が続いており、そこでさらに広島の種苗生産が厳しかったことは、日本の牡蠣産業そのものの危機が懸念されています。それらの影響は今年2015年秋以降に表面化するでしょう。また今シーズンにおいては大雨による広島の成貝育成へ打撃がありました。そのために宮城の牡蠣も価格が高値で安定していましたが、三陸牡蠣は震災前の生産量にまだ戻らないため牡蠣不足の懸念が出始めているという状況です。ちょうど、震災で三陸が打撃を受けたときに広島が販売を伸ばし、昨年の夏の大雨で打撃を受けた広島をよそ目に三陸の牡蠣が盛り返しているカタチとなり、決して日本国内において牡蠣市場が拡大しているワケではありませんし、高齢化、不安定性、生産者減少の問題は何一つ解決されていません。
そしてトピックの3つ目は、カキ小屋ブームが加速したことです。九州や三重などでは、以前から浜のカキ小屋は増えてきていましたが、ここ2年ほどは都市部でのカキ小屋が急増しています。僕の会社でも直営のカキ小屋の他、カキ小屋パートナー制度を昨年の秋に立ち上げましたが、世間のカキ小屋ブームはしばらく止まりそうにありません。これが一つの日本における牡蠣の食文化になればと思っています。
これらのように、2014年の日本における牡蠣業界は、毎年のように起きる自然災害に対する生産性の脆弱さと、付加価値の高い殻付き牡蠣養殖への希望が見える年であったと感じています。
さて、今年2015年の牡蠣業界についてですが、僕は2014年よりもまた違った大きなうねりが起きるのではないかと感じています。
ポイントは「種牡蠣」、「海外」、「牡蠣の食スタイル」だと思います。
1つ目の「種牡蠣」は、日本で大きなシェアを持っていた宮城の種苗生産が、震災後は毎年不安定になり、このまま天然採苗に任せているだけで良いのかという議論が必ず沸き上げってくるだろうと感じますし、またそうならなければ、採苗と育成の両方の自然災害リスクが減らないということになると思っています。育成はまだしも採苗は避けられるリスクだからです。
2つ目の「海外」は、昨年の付加価値の高い殻付き牡蠣生産に関心が高まり、ムーブメントが進む結果、その売り先のメインは実は海外になると気付き、国の輸出政策と相まって海外輸出を目指す動きが加速してくるだろうと感じています。逆にいえば、販路をつくらない付加価値の高い殻付き牡蠣づくりは、自己満足以外の何モノでもありません。日本の少ないオイスターバーを多くの生産者で取り合える状況ではないのです。
3つ目の「牡蠣の食スタイル」については、オイスターバー、カキ小屋と続き、殻付き牡蠣をメイン食材とした飲食店がさらに増えていくと感じます。形態はオイスターバーやカキ小屋かも知れませんが、今まで以上に殻付き牡蠣の食スタイルが充実してくると思います。また国内の牡蠣市場の拡大のためには、そのような業界関係者の創意工夫が望まれるところです。
僕はこうした状況のなかで、自社のみならず、日本の牡蠣業界、日本の食文化を考えながら、少しでも行動していきたいと思っています。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
かき小屋仙台港の年末年始の予定
年末年始に東北にいらっしゃる皆さま、ぜひ年末年始、かき小屋仙台港で存分に三陸牡蠣をお楽しみ下さい (^_^)/
今シーズンから始めた「かき食べ放題」と従来の「盛り」の両方のプランをご用意しています。
お土産「かき詰めホーダイ」もご用意しました。
年内は30日まで、年明けは1月2日から営業予定です!
場所は三陸自動車道の「仙台港IC」を降りた交差点を左折してすぐです。
宮城県仙台市宮城野区蒲生字耳取189
皆さんのお越しをお待ちしています!! (^_^)
今シーズンから始めた「かき食べ放題」と従来の「盛り」の両方のプランをご用意しています。
お土産「かき詰めホーダイ」もご用意しました。
年内は30日まで、年明けは1月2日から営業予定です!
場所は三陸自動車道の「仙台港IC」を降りた交差点を左折してすぐです。
宮城県仙台市宮城野区蒲生字耳取189
皆さんのお越しをお待ちしています!! (^_^)
牡蠣のお土産「かき詰めホーダイ!」をかき小屋仙台港で!
かき小屋仙台港で、明日11月12日より、牡蠣のお土産セット「かき詰めホーダイ!」を販売開始しますよ (^_^)
大ぶりの牡蠣だと30個、小ぶりの牡蠣を選ぶと40個くらい入ります。
価格は税込みで、なんと3000円!!
今シーズンから始めて、大好評の食べ放題(2500円)と同様に、皆様に沢山の復興した三陸牡蠣を召し上がってほしいという思いを込めて、かき詰めホーダイを開始します!!
かき小屋仙台港オープン!
先週11月1日に、当社が運営する「かき小屋仙台港」がオープンしました!
お客様のご要望により、従来の牡蠣1皿1000円だけではなく、2,500円で食べ放題プランもご用意しています。
→ 詳しく
写真は一昨日の月曜日の様子です。
そして何と今月、食べ放題は、時間制限なし、です。
思う存分に三陸牡蠣を楽しめますよ。