いつやるかのか、本当にやるのかは別にして、競馬の必勝法を発明したいと思っている。
いくつかネタがあるので忘れないように俺のためにメモ。文章で書いてみると、色々気づくからね。何が導かれるのか、わかんないけど、書いてみる。

現在販売されている馬券の種類のうち、馬券対象の圏内に入った馬の着順の後先が関連するのは三種類。

・単勝 (正確には馬券対象の圏内は1頭のみだが比較のため)
・馬単
・三連単

研究したい内容は、三連単はスキがあるのではないかってこと。
今の一般の競馬ファンは、基本的に三連単をフォーメーションで買っている。

例えば
自分の予想の◎:5番
自分の予想の○:2番
自分の予想の▲:4番
自分の予想の △:3番、9番、12番、14番
(超一般的な競馬ファン。人気どおりに印をつけていると仮定)

この時に、馬券を以下のように組んだとする。

5,2,4 → 5,2,4 → 2, 3, 4, 5, 9, 12, 14
合計30点

この時に、いちいち一点いくらにするかを考えてはいないのではないか?
そうすると、自分の予想がきちんと反映されないのでは?って思うんだよね。

例えば、
◎→○→▲
での決着と、
▲→○→△
の決着。

これに同じ額を賭けているわけだよね。
これは予想が反映されていないってことでしょ。

例えば、馬単ならば
◎→○ 1000円
◎→▲ 800円
◎→△ 300円
って買ったりする。
もしくはオッズを見てバックが同じになるように配分するとか。

つまり、三連単とは自分の予想を金額の大小に反映しにくい馬券なんじゃないかと思うんだ。(俺はそんな馬券はほとんど買わないけどね)

そうすると一番人気からの馬券が甘くなるんじゃないか?って思うんだけど、どうだろうか?もちろん、同じ予想でも、◎頭固定で買う人もいるだろうから、そういうのがならされていくと単勝支持率と同じような値なっていく可能性だってある。オッズは集合知だからね。

でも、すっげーわかりやすい例で言うと、馬連と枠連で枠のほうがついた!!みたいな。これが馬単とか、三連単とか馬券が複雑になればなるほど、日常茶飯事なんじゃないかと思う。

この考え方を検証するためにどうするか。
これは簡単。

A.◎頭の馬単を均等払い戻しになるように総流したものが、意味的には◎の単勝
B.同様に、◎頭の三連単を均等払い戻しになるように総流したものが、意味的には◎の単勝

だから、AとBと単勝のオッズを比べてみて、バラつきを計算してみればいいんだね。
携帯競馬ブックの最終オッズから引っこ抜いてきて、馬単を起点として、ちょっと計算してみる。

3/28 サンプル中山1R
単勝:10 13.3倍
馬単:10→4 46.4倍
三連単:10→4→11 97.4


馬単で10が頭のオッズは以下の15通り。(馬番省略)
103
2944
148
46.4
173
2056
107
5378
4661
32.7
4994
1479
2026
252
1344

計算は、どっかを基準金額にして、その金額を手に入れるために賭けることが必要となる金額を整数じゃなくてもいいから出して、それを手に入れることができる金額で割る方法で。もっといい方法あるけど簡単に。馬券は1円単位で売っていると仮定して。

10が頭で53万7800円を手に入れるためには、総額で4万8958円必要。
つまり、単勝の10.99倍と同義。

次に三連単。
10→4を固定したオッズは以下の通り。

311
5922
421
548
2582
310
14924
7614
97.9
10510
2487
4033
630
2289

計算省略。
馬単の41.02倍と同義。

◆ まとめ ◆
【3/28 中山1R】
単勝:10 13.3倍
馬単:10→4 46.4倍
三連単:10→4→11 97.4

単勝を馬単で作ると、10.99倍
馬単を三連単で作ると、 41.02倍

◆ 他も調査 ◆
【高松宮記念】
単勝 3.7倍
馬単 44.5倍
三連単 237.5倍

単勝を馬単で作ると、3.36倍
馬単を三連単で作ると、48.27倍

【3/27 中山10R】
単勝 41.6倍
馬単 376.1倍
三連単 1139.8倍

単勝を馬単で作ると、37.42倍
馬単を三連単で作ると、306.8倍

【3/27 中京1R】
単勝 1.5倍
馬単 12.2倍
三連単 58.2倍

単勝を馬単で作ると、1.64倍
馬単を三連単で作ると、12.98倍


◆ 所感 ◆
集合知はすごい。大ブレはない。でも10%は平気でずれている。
やっぱり、これはちゃんと研究すると、たぶんなんかあるよ。

(これは副産物的なものだけど…)
控除率の5%はすごい。単勝バンザイ。やっぱり総流しなんてするより、単勝だね。

馬単、三連単は、その上の馬券券種の可能性を削って作る馬券なんで、ちゃんと削らなきゃ意味がない。総流しなんて長い長い試行の果てには単勝には勝てない。
知っていることが多くて、その精度が高くなければ意味がない馬券だ。

◆ じゃあ、これからどうする? ◆
いやね、競馬ってさ、絶対論理的に隙があると思うんだわ。
例えば株式の市場って金融工学のプロフェショナルが計算、計算で隙を見つけるでしょ?
それに引き換え競馬の市場は、控除率を考えても、超優良だと思う。

ロマンはなくなるけど、こういうネタを元に、計算計算で研究を進めていくとなんかあるのではないかなぁ、と思うんだよ。

買い方でもネタに使えるのは当然。でもこれは今すぐアイデア出てこない。

ぱっと思いつくのは、指数化だね。
前にも書いたけど、競馬の世界で、各馬の好走確立を一番正しく写し取る指数って、オッズなんだよね。オッズに勝る指数は存在しない。絶対。

でもオッズを参考に、そのまんまかっても儲からない。
絶対に控除率にやられる。

でも、馬単から作った指数と、単勝のオッズにギャップがあったらどうよ?
単勝から作った指数と、馬単のオッズにギャップがあったらどうよ?

これは、儲かりそう。
結構、凄い発明なんじゃない?
世の中でやってる人はいんのかなぁ。