ロードカナロアは、9月29日(日)中山11R・スプリンターズS(GⅠ)・国際・芝1200mに岩田騎手57kgで出走。優勝しました
今年も昨年と同じく、スプリンターが集う決戦の地、中山競馬場に降り立ちました
一年前、春に悔しい思いをした高松宮記念3着の雪辱を晴らすべく、最愛の友であり強敵であったカレンチャンを破りスプリント王についたロードカナロア
今年はGⅠ4勝の戦歴を引っさげ、絶対王者の称号も掴みとっての参戦
今年の結果やいかに
パドックに出てきたカナロア。本当に落ち着いた眼差しです
ちなみに下の写真は去年のカナロア。2人引きで目も少しイッてます
(2012年スプリンターズS)
ただ今回馬体重は6kgマイナスの分、皮膚の薄さも感じられ、セントウルSから確実に良化してました。でもまだ仕上がりきってないのもわかる。そんな感じの気配
ひと叩きしてもこれだけおっとりしてるんだよね。カナロアなら大丈夫だと思いながらも、闘魂注入してやりたい気持ちにもなりましたよ
ジョッキーが騎乗後もゆったり周回
本馬場へ向かいます
馬場入場後しばらくはいつも通り、お客さんの前を歩きゆっくり返し馬へ。いつものカナロアです
去年に続き、ゴール前席を取っていただいており(毎回ありがとうございます)最高の場所からレースを見られます
しかし、なんだろうこの緊張感は・・・
ファンファーレが鳴り響き、いよいよスプリンターズSの発走
スタートして・・・っとカナロア出負けして更に両側から挟まれ・・・出はほぼ最後方
岩田騎手は手綱を緩め前へ、二の脚で中段まで詰めるも、いつもは好スタートからジワッと抑えるのがカナロア。リズムは大丈夫か。。。
その間にフォーエバーマークの逃げ宣言でその出方が注目されていたハクサンムーンが昔のカナロアを見るかのような二の脚の速さで余裕の逃げ態勢に持ち込んで
そのまま隊列は変わることなく4コーナー・・・カナロアの手応えが悪い更に嫌なことに外からハクサンムーンと同厩のマイネルが被せ気味に進出
去年のスプリンターズSのように余裕の手応えでコーナーを回ってくるものとばかり思っていた私。。。スタートのロスも響いてるのか。。。
先頭を見るとハクサンムーンはまだ手綱を抑えたまま
岩田ぁぁ~~~差せぇええ~~~~~~~~
その場で立ち上がり、カナロアが少しでも伸びてくれまいか、と絶叫
直線入ったところで高松宮記念でも助けられたサクラゴスペルが内へ切れ込み、前がパッカリ空いた
直線ジワジワ差を詰めにかかるカナロア
来るか!来るのか!?
来たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「世界のロードカナロア、ゴールイン」
直線ずっと叫んでいて周りが全く見えてなかったけど、ゴールした後には一緒に応援したみんなの喜びの笑顔を確認して、ハグ&ハイタッチ
やったなぁ、カナロア。
『大丈夫、今日はボクが走るから心配しなくていいよ。ほら勝ったでしょ』
カナロアがそう言いながらゴール板を駆け抜けてった。そんな気がした今年のスプリンターズS。
今日負けたら即引退。
密かにそう決めていた陣営の悲壮感すら漂うその決意の先には、もう1戦。。。
カナロアが我々にプレゼントしてくれたレースが待っている
重すぎるプレッシャーから解き放たれたそのレースで、最後にカナロアがどんなプレゼントをしてくれるのか。。。
今から楽しみで仕方がない
ありがとう、カナロア
かっこよすぎるぞ、おまえ