ウルトラ馬鹿一代~つれづれなるままに・・・
東映の不思議コメディシリーズの最終作「有言実行三姉妹シュシュトリアン」の第40話「ウルトラマンに逢いたい」を1993年の放送から16年経って、今日ようやくケーブルテレビの再放送で見る事が出来ました!


知らない方の為にざっと解説すると、東映製作の「シュシュトリアン」に円谷プロの円谷一夫がファンだった縁で、何とウルトラマンがゲスト出演した番外編的なエピソード。しかも、ウルトラマンに変身する「怪獣おじさん」役で黒部進が出演するほか、ブースカの声は高橋和枝が担当するなどマニア感涙の内容。


放送当時に特撮専門誌「宇宙船」に記事が載った時は既に放送された後であり、地団駄を踏んだファンも多い事だろう。(私もそのひとり!)「シュシュトリアン」の熱心なファンならともかく、大枚はたいて映像ソフトを買うほどでは・・・、と思っていたのだが、こうしてケーブルテレビで放送してくれて嬉しい限りだ。


不思議コメディシリーズはたま~に見た事があったが、「シュシュトリアン」は初めて見た。なんかいいなあ。最近はこういう特撮こども番組がないもんね。70~90年代は良い時代であった。三姉妹を演じた三人のうち、石橋けい(当時は石橋桂)はその後「ティガ」以降の平成シリーズの常連となり、ウルトラファンにもお馴染み。他の田中規子、広瀬仁美はどうやら現在では女優は引退されているようだ。


ちょっと話が横道に逸れるが、以前NHKBSのウルトラ特番で、出演したひし美ゆり子が、「あなたにとって「ウルトラセブン」とは?」という質問に対して、「他に代表作ないから!」と自虐的に答えた事があった。照れ隠しに言ったのをわかっていてもなお、その言い方に寂しいものを感じたものだ。でも、その後本人もファンたちの思いを受け止めてくれたようで、「セブンは私の代表作であり、宝物です」と言ってくれるようになった。


引退された田中さんは現在34歳、広瀬さんは31歳。もう既に結婚されてお子さんがいらっしゃるかもしれない。これからお子さんが生まれるかもしれない。

その時お子さんに是非「シュシュトリアン」を見せて「ママはシュシュトリアンだったんだよ~!」って自慢して下さい。特撮番組のヒロインなんてなかなか務められない仕事、覚えていてくれる(当時の)子供たちは多いはず。なんか、そんな思いが溢れて、幸せな気分になれた今日一日でした。