吉野さんの恋愛もの。当然、プラトニックですが。
純粋っていうか、クサい(死語?)・・・
思春期は平成時代だった私にはかゆすぎます。
「天使っているんだな!」って・・・「惚れちまった、俺!」
まあ吉野さんが言うとなかなか爽やかではありますが・・・
でもこのセリフを言った相手が・・・
あまりの吉野さんの挙動不審ぶりに心配になって追いかけてきた叶さんに告白してる。
えらく仲良くなったのね。
出会ったそうそう喧嘩してばっかりだったのに。
でも次のシーンで早速特命課全体の話題にしてしまう口軽な叶刑事
カン子ちゃんも、「そんなこと言ったんですって~」って楽しそう
いーんです。吉野さんの恋愛話はいつだって特命課のお楽しみなんですから。
その上、公私混同しまくって、他部署管轄の事件を勝手に勤務中に調査するふりしてデートしてるんだもん。
しかも、だいたい調査にかこつけて、なに公園でボート乗ってんだよ、って感じの突っ込みに「どんな捜査にも、息抜きは必要です(キリッ)」・・・吉野さん・・・
相手の女性もなかなか、いかにもというか・・・
楚々としたいかにもな和風美人すごいフェロモンだわ・・・
(紅林さんもその虜になってました、話と役は違うけど)
いつでも着物着てるんで、見てると動きにくそうでイライラするんだけど・・・
夫に乱暴された後、吉野にアピールしに来るところはなんかヤダ~
でもきっと彼女、吉野さんに本気で惹かれてたんだろうねえ。
吉野さんの嫌いな女は「ガムをかむ女」「人前で化粧をする女」「煙草を吸う女」、と話すくだりは好き。最後のせつないシーンにもつながるし。
吉野さんの恋心はさらに増し、一晩中かかってこなかった電話に凹んだ吉野さんはその胸中を叶さんに告白する。大体捜査にかこつけたデートが奥さんの旦那のためでもあるんだし。
「苦しいよお~チクショ」
「嫌われるか、嫌いになるか」
「奪っちゃおう、本気で考えた」
ほかの場面でも、
「叶、俺はその9年と8カ月の(夫婦の)歴史に、どうしても勝てんのだよ。」
数々の名(迷?)セリフばかりでいちいちかゆくなってしまう
昔、私が見てた頃の吉野さんと叶さんの関係といえば、捜査をめぐって喧嘩してるか、叶さんが吉野さんを茶化しているか、吉野さんが叶さんのデートを邪魔してるか、って感じだったのにな。
「通り魔・あの日に帰りたい!」でなんて、叶さん課長になりきって吉野さん苛めてたのに・・・
吉野さんの片想いも、昔は叶さん、「いざとなると、押しが弱いんですよ(笑)」とか言って笑ってたのに。
この話ではさすがにからかったりせずに、神妙に吉野さんの独白を聞いている。
そしてここまで心を許したセリフを叶さんに言う吉野さん。
知らない間にここまで信頼関係ができてたのが感慨深いわ~
特命課もみんな大真面目に、吉野さんが勝手に持ってきた事件を「吉野刑事のために」協力してるし。
「お前のために、動いてみたよ(橘さん)」ですからね。
(おやじさんだけは今までどおりに「無法松だね、まるで」って呆れてたけど)
もう、なんなの~ずるい、吉野さんばっかり、愛されすぎ!!
まあ、野郎にはもてても、結局今回も悲恋で終わった吉野さん。
夫が釈放され、ガムをかみながら、化粧を直し、煙草を吸いながら去っていく人妻を見て、傷つき、悲しい顔でみつめる吉野さん・・・
「こうして、吉野さんの恋は終わった・・・(叶)」
吉野さんと叶さんの関係は、他のメンバー以上に年も近いためか、打ちとけたものであるだけに微笑ましいしもっと見たいな。「殺意が配達された朝!」とか見てみたい~
次回DVDで叶刑事の引っ越しを手伝う、紅林さんと吉野さんも楽しみ
あと、吉野さんの恋愛ものといえば、「張込み・鍵穴の向うの女! 」また見たいなあ。
ほんと全話DVD出してくれればいいのに。