沸き上がる民衆の恨み 元旦から抗議事件頻発 | 中国ニュース速報

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【新唐人2013年1月10日付ニュース】2012年、マヤ人が予言したような世界の終末は現れませんでしたが、中国の民衆は長年終末のような暗黒の中で暮らしています。汚職官僚による強制立ち退き、城管の横暴、公安・検察・裁判所の収賄不正、陳情者に対する暴力による阻止や迫害、集団抗議に対する残酷な鎮圧等々、数え切れない流血事件が中国各地で上演されているのです。第18回共産党大会に一縷の希望を持ち、新指導部の改革を期待していた民衆が、残酷な現実を目の当たりにしたとき、その絶望は彼らを覚醒させています。

近年、中国各地では毎日、数百件の集団事件が発生しています。不完全な統計によると、2010年だけでも集団事件は18万件にも上り、この数字は年を追って激増しています。特に2012年、中国共産党の日を追っての高圧的な統治と政府官僚の極度の腐敗は、中国民衆の長年の恨みを前人未到の頂に到達させました。中国各地では警察と民衆の衝突、チベット人の焼身自殺、官僚殺害、警官襲撃、政府の包囲、万人に上る陳情、大規模デモ抗議等が頻発しています。
第18回共産党大会の開催に伴い、現状にほとんど絶望した中国民衆は、微かな希望を共産党の新指導部に寄せ、彼らが改革に出て、腐敗を懲らしめることを期待しました。しかし、新指導部発足後、インターネット実名制度の公布、ネット上の告発に対する無視、各地の汚職官僚の一層の暗躍、元旦には数千人の陳情者が逮捕される等、これら事件は中国民衆の心に最後まで残った希望の火を打ち消しました。絶望は民衆の恨みを徹底的に沸きあがらせ、我慢に我慢を重ねた民衆たちも次から次と家を出て、様々な方法でデモや抗議、反腐敗、反鎮圧の列に入って行きました。