47回専門基礎午前問題56 ~解剖学・腕神経叢~ | ウカリハ! ~理学療法士国家試験合格支援ブログ~

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第47回(2012年)共通問題56 午前
解剖学>神経系
腕神経叢の後神経束に含まれる神経はどれか。2つ選べ。

1.腋窩神経
2.筋皮神経
3.橈骨神経
4.正中神経
5.尺骨神経

まず先に解答ですが、が正解です。

腕神経叢の問題も近年はよく見られますが、学生さんはみんな苦手なところだと思います(^_^;)

腕神経叢は神経根から神経幹、神経束と分岐をしてから各神経へと分かれていきます。

ここをまず以下の図で整理しましょう。
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C5、C6、C7、C8、Th1の神経根がそれぞれ上・中・下の神経幹に分かれるところ

までは分かると思うのですが、次の神経束が意外に分かりにくいんです。

神経束は以下の3つに分かれます。

内側神経束  外側神経束  後神経束

何かに気づきませんか?そうです。前神経束はないんです(*゚▽゚)ノ

そして、そもそも「なに」に対して内側、外側、後なのでしょうか?

実は鎖骨下動脈に対しての位置関係を示しているんです。つまり、この問題の

後神経束は鎖骨下動脈よりも後方へ行く神経束だということです。


この問題の解答である脇窩神経と橈骨神経は何筋を支配していましたか?

脇窩神経 = 小円筋 + 三角筋
橈骨神経 = 上腕三頭筋 + 前腕の伸筋群


・・・つまりいずれも腕の後方の筋肉を支配している神経なのです。

どうですか?関係性が理解できましたか?(´∀`●)
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ではまた次の問題でお会いしましょうヾ(*´∀`*)ノ


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