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腎臓がん(腎細胞癌)闘病日記

右腎癌を患い右腎臓全摘出手術を受けた40代男の日記。
手術からの回復と、通院する日々などを綴っています。

ICUから帰ってくると自分のベッドの位置が真ん中から窓際に変わってました。

 

私の入院している部屋は6人部屋でローテーションでベッドの位置が変わるみたいです。

他の病院もそうなのかな?

 

まぁ、窓側って解放感あっていいですよね。

しばらくは寝たきりなので、あまり関係ないですが。

 

一応、退院のメドも10日間程度と聞いてるけど、

今の身体の状態を考えると10日後に退院しているなんてとても想像できない。

 

それとびっくりしたのが、タイトルにもあるように声が出ないこと。

ホントに錆びついたような、かすれた声しか出ないんです。

 

『おふくろさんよ・・・。』で、お馴染みの森進一さんのようだ ← また、古いな。

 

あとで聞いた話で、全身麻酔した時に喉に挿管するんですけど、その管が声帯に当たってしまい、

おそらく軽微な傷がつくんでしょうね。ホント、かすれ声しか出ないのです。

 

それが、また病人臭くて嫌でしたねー。ま、病人なんですけど。

 

彼女が見舞いに来てくれても、ささやくような声しか出せず。

『どうしてコソコソ声でしゃべるの?』とか聞かれる始末。

 

そう、あと開腹手術後の敵は“笑い”です。笑ってしまうと傷口が痛むんです。

私なんて傷口が15cmぐらいなのに、激痛でしたね。

だけど、そういう笑ってはいけない時こそ笑えてしまうのが人間というもの。

 

今思えば何も面白くないのに、“コソコソ声”というフレーズが妙にツボにはまってしまい、

『アハハ!痛たた!なんだよ、コソコソ声ってよぉー。痛くて死にそうだから、もう帰ってくれ』なんて

追い返したりしたんだよな。

 

という、今から7年前の冬ですよ。

 

 

<まだ、つづくかも?>