7年位前から弊社直営店をご利用頂いていたのですが、受付スタッフの接客対応がお気に召さなかったようです。
2014年10月からは弊社本店をご利用頂いている50歳前後の奥様からのご依頼です。
弊社本店をご利用頂くようになって、わずか1年6ヶ月ですが、今回のご来店が既に248回目のご来店です。
毎週2~3回、確実にご来店頂き、考えられないくらいのお得意様です。
『このジーンズ見て下さい! 青色に染まってるでしょう、、、!』
受付スタッフ、『こういう色合いではないんですか?』
お客様、『息子が、このセーターを着ていたら、、、着てるだけでジーンズのこのズボンに青い色が付いてしまった、って言うんですよ、取れますか?』
受付スタッフ、『着用摩擦だけで付いたということですね、濡れてたり、雨に濡れたわけでもないんですね?』
お客様、『セーターを触った手でズボンを触ったら、それだけで付くらしいんですよ、、、そのセーターも持って来ました。』
受付スタッフ、『このセーターですね、別にキレイなままで色むらになったりしてないんですね、』
お客様、『もうこのセーターは着れないですね、ダメかしら?』
受付スタッフ、『いいえ、色止め出来るかもしれませんので、、、こういったことは社長が詳しいので対応策が無いか聞いてみますので、是非、お預かりさせて下さい。 移染したジーンズの色を落とすにしても、セーターに使われている染料を調べてみないと、落とせないと思います。』
お客様、『はい、分かりました。 やって見て下さい。』
セーターの素材は綿100%です。
水洗いは可能、ドライクリーニングは不可表示です。
なるほど、ドライ溶剤をセーターに付けて見たら、タオルに青い色が移染します。
アンモニア水(水溶性、弱アルカリ性)では、まったく移染はしませんでした。
と言うことは、この白地ジーンズの移染落としのカギは、油性処理とドライクリーニングで落ちるだけ落としてから、水性処理と色素溶出処理で落とすのが妥当ということになります。
いきなりの水性処理や色素溶出処理は、逆に移染が落ちない恐れがあります。
ジーンズの素材は綿100%素材です。
洗濯絵表示では、ドライクリーニング禁止なのですが、決してドライクリーニングが不可能な衣類ではありません。
油性処理→ドライクリーニング処理→水性処理→色素溶出処理で落とすことができました。
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腰回り (シミ抜き前と後)
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左足 (シミ抜き前と後)
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右足 (シミ抜き前と後)
(仕上がり)
後日引き取りに来られ、
受付スタッフ、『キレイになりましたよ、』
お客様、『ありがとう、、、あんなことってあるの? あのセーターは、また着たらなるの?』
受付スタッフ、『色落ちしないように、色止めしましたので、もう大丈夫ですよ、、』
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