宇治川の鵜飼

宇治川の鵜飼

宇治川鵜飼の鵜匠が綴る鵜との日々

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11月11日、「放ち鵜飼プロジェクト」のクラウドファンディングでご支援頂いた皆さまをお招きした、「放ち鵜飼 特別内覧会」を開催しました。

夏から放ち鵜飼のトレーニングを始める予定でしたが、今年は川の増水により中々トレーニングができませんでした。
 8月の一ヵ月間は順調にトレーニング出来、この調子なら「放ち鵜飼」大丈夫!って思ってました。
  しかし、9月の台風以降、川の増水により再びトレーニングが出来ませんでした。
  予定していた内覧会も延期となりました。

    結局、トレーニングを再開出来たのは、10月半ばから…内覧会まで1ヶ月ないよ~😢
  
  そしてトレーニングを再開したウッティーたちは…
   すっかりリセットされてました。笑い泣き笑い泣き笑い泣き
  8月は、綱なしで戻って来るようになってたのに…えーんえーんえーん
   それでも、毎日練習を重ね、9羽のウッティーの内、5羽のウッティーが綱なしで私達の元に戻って来るようになりました。

  そして向かえた内覧会当日。
ご支援頂いた皆さまには、鵜飼の講演、お食事会の後、宇治川の舟茶席にご乗船頂きました。




最後に、この日のメイン、放ち鵜飼の内覧会❕
 5羽のウッティーは見事に放ち鵜飼をしてくれました。




まだまだ事業としては、未完成ですが、ウッティーたちからその可能性を見ていただけたと思います。

9月30日まで開催の宇治川の鵜飼でしたが、宇治川増水と台風接近のため、26日の営業を最後に今シーズンが終了しました。

今年は、台風やら増水やら酷暑やらで、大変な夏でした。

 

 7月1日から9月30日までの92日の開催期間のうち、43日が休業という記録的な数字を産み出してしまいました。

 鵜飼は豊かな自然があって出来ること。台風も増水も自然のなせるもの。受け止めるしかないです・・・

 




 増水のため外でトレーニングが出来ないウッティーたちは、少しつまらなそう。

水が安定したらトレーニング開始だ!!そして来年の鵜飼に向けてまた、鵜たちと頑張っていきましょう!!

 




皆様、今年も応援ありがとうございました。

 

「おまけ」

 鵜飼の営業日数が少なかったことの影響


鵜飼シーズンが始まると、追い綱を持つ左手の中指の皮膚がこすれて皮がめくれてしまいます。

その後、中指は堅い皮膚に覆われ、指の産毛がオッサンのような黒い剛毛に変わります。鵜飼シーズンが終わるころには、中指の黒い剛毛も擦りきれて無くなります。


今シーズンは、営業日数が少なかったため、私の左手中指には、剛毛が生えっぱなしやないか❗ゲッソリゲッソリゲッソリ

毛深い中指と共に秋を向かえることとなりました。

トホホ…笑い泣き笑い泣き笑い泣き

9月になり、やっと過ごしやすい気候となってきました。台風21号の影響で増水が続き、またもや鵜飼が出来ない日々を送ってましたが、14日より鵜飼が再開しました。

9月30日まで残り僅かとなりましたが、皆様のお越しをお待ちしておりますウインク
 
 ( まだ少し水は多いですが、鵜飼出来ます❕)

先日、京都創造者大賞2018において、「放ち鵜飼プロジェクト」が京都創造者賞を受賞することが出来ました❗
京都と言う地域で、鵜飼の伝統と文化を重んじつつ、、放ち鵜飼という新しい試みにチャレンジしていることに評価して頂けました。
これも一重に、鵜飼やウッティーを温かく見守って下さった皆様のおかげと感謝しています。
ありがとうございます。
  (授賞式でのプレゼン)

  (トロフィーと賞状と副賞頂きました❗)



授賞式を終えた後日、宇治市長へご報告に伺いました。

  (市長室で、会長と共にご報告)

放ち鵜飼!頑張らなきゃ!と決意新たにするものの、トレーニングするには、まだ水量が多過ぎて出来ません。早く川が安定するといいのですが…