補助輪付き自転車 | 「身体の使い方」を考えるノート

補助輪付き自転車

私の娘は補助輪付きの自転車に乗っています。


補助輪がついていると、3、4歳の子でも自転車を楽しめるというメリットはありますが、小回りが利かなくて不便さも感じます。


でも娘にとっては、まだ補助輪があった方が楽しいのでしょう。


患者に歩き方を指導していても同じようなことを思います。


例えば、足の指を地面から浮かせた方が良い特性の人も、指をへの字にして少し地面を捉えるように指導すると上手くいくことがあります。


でも同じ人で何度調べても、やっぱり特性には合ってはいないのです。


つまりは、「物理的な安定感」を補ったことで動きが引き出されやすくなったということです。


要は補助輪をつけたら、「自転車に乗る」という行為が行えるようになったのと同じなのではないかと思います。


そして、補助輪付き自転車にちゃんと乗れれば、痛みも消えるし、気持ちも前向きになれるのだということも解りました。


日常生活を幸せに過ごしたいということであればそれで十分なのだろうと思います。


ですが、その先を目指そうと思ったら、やっぱり補助輪は外さないといけないですし、一輪車にしていかなければいけないのです。


それをひたすら追い求めているのですが、そこがごっちゃ混ぜになっていた気がします。


補助輪付きで必要な要素


二輪車で必要な要素


一輪車で必要な要素


そういった使い方の段階付けをもう少し丁寧にやってみようかなぁと思います。


きっと、補助輪付きでも必要な要素が一番大切な要素なのでしょう・・・・



Law of Nature 平澤秀司