「人間らしさ」を失いそうな今だから、

心にやさしさが満ちる、
生きるちからが満ちる、
そんな「心が還る場所」を、
鎌倉につくれないだろうか?

 

 

このブログは、

ネクラなうえに、繊細ビビリで弱虫...

弱さの総合商社のような店主が、

 

鎌倉の名刹が店舗空間!?

前代未聞の移動式書店

「書店 鎌倉 ゆう」

 

をオープン出来るか?

出来ないか?を追った

リアルドキュメンタリー...です。

 

 

 

第十四話 檻の外で見たもの

 

 

社会学者のマックス・ウェーバーは、

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中で、

現代人は社会システムという「鉄の檻」の中で

「精神なき専門人」に劣化するだろうと予言した。

「鉄の檻」の内側で、競争にあけくれ、

檻のルールからはみ出した存在を虐げ、

自らの心を劣化させていく人間の比喩だか...

 

「無反応の氷づけ状態」であった私には、

そんな鉄の檻は、はるか遠くにかすむ

異界のようにしか思えなかった。

 

 

自分がかつていた場所、

懸命に戦っていた場所、

必死でしがみついていたものを

それらから拒絶されるというかたちで、

客観的に観察出来たこの数年間は、

私の人生にとって本当に重要な期間だったように思う。

 

 

この社会が生きづらい理由、

私たちの社会がはらむ矛盾は、それなりに理解できた。

自分はウェーバーの言う「鉄の檻」から、

成り行きだったが抜け出せたのかも知れない。

......でも

 

 

鉄の檻の外に出ても、

結局自分は自分のままだった。

 

繊細で、他人のこころがとにかく怖く、

弱いままの自分。

 

 

「弱さ」って悪いことなの?

 

 

「弱さを認めること」って悪いことなの?

 

 

ここまでしても

落とせなかった「弱さ」って、

つまり自分の「核心」、

「オリジナリティー」

なんじゃないの???

 

 

これが私が「檻の外」で見た景色だった。

 

 

 

 

 

 

今日のホンマのところ

自分の弱さを認めたら、

本当におしまい???

ですか?

はじまり、

ではないですか?

 

 

 

 

次夜につづく...

 

 

 

...前夜にもどる

 

 

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2024年

鎌倉の名刹が店舗空間!?

前代未聞の移動式書店

「書店 鎌倉 ゆう」

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