【鳩山ぶら下がり】(31日夕)
鳩山由紀夫首相は31日夕、民主党内から自発的な辞任を求める声が出ていることについて「いろいろと私自身のことでご迷惑をかけていることは理解している。ただ、国民のために働かせていただきたい。初心に戻る思いでがんばるしかない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。
【小沢幹事長らとの会談】
--先ほど国会内で民主党の小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長と話をしていたが、党の運営や今後の政権のあり方など、どういった話し合いだったのか
「厳しい局面だけれども、国家国民のために3人で力を合わせてがんばろうと。その打ち合わせです」
【首相進退】
--首相の続投については確認したか
「それは当然であります」
--各社の世論調査で内閣支持率が2割を切り、首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で辞任すべきという声も半数を超えている。どのように受け止めるか
「厳しさはよく存じています。それだけにある意味で初心に戻る。そんな格好でがんばるしかないと。常に国家国民、国民のみなさんの命を大切にする政治をしっかりと心の中に埋め込んでがんばるということであります」
--野党は首相の不信任案を出す構えで、民主党内からも首相の自発的辞任を求める声が出ている。辞任せず続投の意思に変わりはないか。また、今後、この事態を打開するための方策は具体的に考えているか
「いろいろと私自身のことでご迷惑をかけていることは理解をしています。ただ、やはり国民のために働かせていただきたいと。そのように思っておりますから、くどいようですが、初心に戻る。そのような思いでがんばるしかない。そのように考えています」
【日中関係】
--東シナ海ガス田の共同開発の条約交渉入りが合意したことについて受け止めは。また、首相はかつて東シナ海を友愛の海にしたいとおっしゃっていたが、日本の周辺海域で中国の行動が懸念される中、今何が求められると思うか
「その、後半の部分に関しても私は温家宝総理に申し上げました。やはり、日本として中国の行為に対しては懸念があるということはお伝えしました。そして、その中で、しかし、温家宝総理のほうからむしろ口火を切って友愛の海にしたいと。そのためにこのいわゆるガス田の問題、交渉再開してやろうということになりました」
【首相進退】
--続投されるということは、選挙を経ないで首相が代わることに否定的だったが、9月の民主党代表選にも出られるという気持ちなのか
「まだそこまでは考えている余裕はありません」
【日中関係】
--ガス田問題について、鳩山政権が非常に苦境にある中で、中国から意欲的な提案があったが、中国側の意図について首相はどのように考えるか
「鳩山政権がどうのというよりも、新政権に対しては中国は大変好意的、また、私どもも日中関係は大変に、前政権以上に重要だと。そのような認識をしていると。その認識に対する温家宝総理としての対応だと理解しています」
【口蹄疫問題】
--あした宮崎県を訪問されるが、東国原英夫知事とはどのような話をするか
「これから考えますが、一番大事なことは激励。がんばると。政府としてやれることは何でもやる。その思いを伝えてまいります」
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鳩山由紀夫首相は31日夕、民主党内から自発的な辞任を求める声が出ていることについて「いろいろと私自身のことでご迷惑をかけていることは理解している。ただ、国民のために働かせていただきたい。初心に戻る思いでがんばるしかない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。
【小沢幹事長らとの会談】
--先ほど国会内で民主党の小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長と話をしていたが、党の運営や今後の政権のあり方など、どういった話し合いだったのか
「厳しい局面だけれども、国家国民のために3人で力を合わせてがんばろうと。その打ち合わせです」
【首相進退】
--首相の続投については確認したか
「それは当然であります」
--各社の世論調査で内閣支持率が2割を切り、首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で辞任すべきという声も半数を超えている。どのように受け止めるか
「厳しさはよく存じています。それだけにある意味で初心に戻る。そんな格好でがんばるしかないと。常に国家国民、国民のみなさんの命を大切にする政治をしっかりと心の中に埋め込んでがんばるということであります」
--野党は首相の不信任案を出す構えで、民主党内からも首相の自発的辞任を求める声が出ている。辞任せず続投の意思に変わりはないか。また、今後、この事態を打開するための方策は具体的に考えているか
「いろいろと私自身のことでご迷惑をかけていることは理解をしています。ただ、やはり国民のために働かせていただきたいと。そのように思っておりますから、くどいようですが、初心に戻る。そのような思いでがんばるしかない。そのように考えています」
【日中関係】
--東シナ海ガス田の共同開発の条約交渉入りが合意したことについて受け止めは。また、首相はかつて東シナ海を友愛の海にしたいとおっしゃっていたが、日本の周辺海域で中国の行動が懸念される中、今何が求められると思うか
「その、後半の部分に関しても私は温家宝総理に申し上げました。やはり、日本として中国の行為に対しては懸念があるということはお伝えしました。そして、その中で、しかし、温家宝総理のほうからむしろ口火を切って友愛の海にしたいと。そのためにこのいわゆるガス田の問題、交渉再開してやろうということになりました」
【首相進退】
--続投されるということは、選挙を経ないで首相が代わることに否定的だったが、9月の民主党代表選にも出られるという気持ちなのか
「まだそこまでは考えている余裕はありません」
【日中関係】
--ガス田問題について、鳩山政権が非常に苦境にある中で、中国から意欲的な提案があったが、中国側の意図について首相はどのように考えるか
「鳩山政権がどうのというよりも、新政権に対しては中国は大変好意的、また、私どもも日中関係は大変に、前政権以上に重要だと。そのような認識をしていると。その認識に対する温家宝総理としての対応だと理解しています」
【口蹄疫問題】
--あした宮崎県を訪問されるが、東国原英夫知事とはどのような話をするか
「これから考えますが、一番大事なことは激励。がんばると。政府としてやれることは何でもやる。その思いを伝えてまいります」
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