たとえ1匹でも
福島に通われている
ボランティアさんたちのブログを
時々拝見させていただいています
圏内でも圏外でも
皆さん大変な思いをしながら活動をしていらっしゃるのが分かります
それでも行く
保護先がないので 連れて帰ることも出来ないから
せめて餌だけでもと行くのです
それがどれ程の猫や犬を救っていることか
今
震災からもう1年半が経とうとしているのに
生きている子たちは
間違いなく
ボランティアさんの置いた餌を食べているから生きられています
日本各地から
交通費を使い
物資や募金などの寄付を頂いているにしても
大変効率の悪いのを承知で
ボランティアさんたちは通っています
知り合いの個人ボラの もっちーなどは
毎週! 嘘偽りなく昨年の4月頭から
毎週 餌をやりに通っています
彼女がふらふらになっているのを見て
全部を救えるわけじゃないからね と言ったりもしましたが
1匹でも多くの犬猫を飢えから救うためにと
決して休むことをしません
ボランティアさんや私は
選ばれた人間でも何でもなくて
ただ1匹でも助けてやるんだという意志の下に活動しています
フードの袋にカッターナイフで切れ目を入れて置いていく
これに猫が顔を突っ込んで食べてくれていることを祈り
それを想像しながら給餌ポイントを回ります
大きい組織が動いてくれない
地元の住民が帰って来れないのなら
誰かが行くしかない
誰かが行くしかないのです
8月10日に警戒区域が解除になった
楢葉町
南相馬と同じです
解除になって誰でも行けるようにはなりましたが
住民はまだ住むことができない
誰にも餌をもらえない のこされた猫たちが
お腹をすかせて生きています
どうか
1匹でも助けるんだ という意志をお持ちの方
南相馬や楢葉に給餌に向かってください
あなたが一回動けば
間違いなく1週間以上 生き延びられる猫がいるのです
ここは常磐道 朝日が正面に昇っていきます
東京を 朝4時までに出発
なぜ4時かといいますと
深夜0時から4時までに高速道路に入ると
料金が半額になるから(笑)
ETC使用だけだったと思いますが確認してくださいね
水戸の手前
友部SAで いつも休憩
そばを食べるのが習慣になってしまっています
その後は日立中央PAにコンビニがあるので
昼ごはん用おにぎりや飲み物を購入
休憩しているので正確な時間は分かりませんが
世田谷の自宅から 3時間もかからずに福島入り
常磐道と磐越道の分岐点を 双葉 南相馬方面へ
案内板には双葉南相馬と書いてありますが
当然通行止めで行けません
やがて道路は片側1車線の対面通行になります
四倉PAが最後のパーキングエリアになり
トイレはここで済ませておきます
(広野の国道にファミマもありますが)
今のところの終点
広野楢葉IC
強制的にここで出されます
インターチェンジを出てから国道6号線を左折
Jビレッジを右手に見て北上
検問があった場所
そこを何の障害もなく通過
楢葉町に自由に入れるようになったのです
行きたくても行けなかった
ここが一年と四ヶ月 隔離されていた町 楢葉町なのです
私は気になっていた山の中にある
ある牧場に向かいました
130頭いた乳牛は
去年の12月に全滅していたのは知っていたのですが
ここにも猫がいたのを確認していました
しかし12月以降
私は気にしつつも行きませんでした
誰もいなくなった牛舎ですが
牛たちの啼き声が聞こえてくるような気がしました
お腹が減った
喉が渇いた
あの叫びに応えてあげる事が出来なかった
そして猫を目撃していたのに
餌を継続して持ってきてあげることをしなかった
ここは私の心にとげが刺さったままの場所です
それでも他の人が餌を置いてくれたかもしれない
生きている猫がいるかもしれないと
ダンボール食堂を置きました
この週末 確認に行きます
どうか猫が食べてくれていますように
楢葉町
海の近くにある 北田天満宮
京都の北野天満宮から勧請された
学問の神様が奉られている神社
入っていくと狛犬・・・
ならぬ 狛牛
なぜに牛なのか 私には理由が分かりませんが
私はこの牛の石像がとても愛おしかったのです
辛い死に方をしていった牛たち
かれらに どうかやすらかにと
像を何度も何度も撫でながら祈りました
線量も少ない楢葉町
そこには今もかろうじて生きている猫たちがいます
皆さんにお願いしたいです
どうかフードを持って訪れてくださいませんか
「たとえ1匹でも助ける」
時間とお金をかけて来るのに充分な理由です
私はそう思っています