南相馬市 | うちのとらまる

南相馬市



昨夜 地震がありましたね


下からどんどん突き上げられるような揺れは


あまり経験がなかったので ちょっと気味が悪かったです


東北は結構すごい揺れだったようですが


どうか被害がありませんように


この地震で


まだ何も終わっていないことを痛感しました





さて話は前後するのですが


犬や猫の話で大変だったので紹介できなかった


私が初めて南相馬市に入った時の写真をご覧ください











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東京を出たのが夜の9時半ごろ


荷物満載でトコトコ走って


ここを越えれば南相馬市の八木沢峠


気温見てビックリ


やっぱりここは東北 


寒いところなんだと思い知りました


甘く考えていてすみません






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そしていよいよ南相馬市に入りました


このころ午前3時ごろ


そしてさらに進んでいくと








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真っ暗な中で検問をしていました


止められ


警察官の話を聴くと


ここがちょうど原発から30km圏内に入る場所


これから先は屋内退避の勧告が出ているので


注意してください ということと


20km圏内には絶対入らないでくださいと注意を受けました




この写真は帰りに撮影しました まったく同じ場所です





検問を過ぎ 市内に入りましたが


あまり車を止められそうもなかったので


海側の国道六号線の


営業していないコンビニ駐車場で夜を明かして


明るくなってきた5時半ごろから


動き出しました


目的であった20km圏内の犬猫に食事をさせに行く前に


津波の被害を確認したくて


さらに海のほうに向かってみたら・・・








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南相馬市の夜明けです


この写真を見ても何も違和感はないですよね


私も知らなきゃ 普通の整備された海岸だと思います


地元の人にお話を聞いたら


まずこの石畳の先にきれいな砂浜があったとか 


そしてここはキャンプ場でもあったそうです


真ん中にテトラポッドがありますが


そんなものはなかったようです


少し先にある堤防から押し流されてきたのです








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東北電力の火力発電所がありました


もちろん今は稼動していません










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火力発電所の正面玄関


関係者以外 立ち入り禁止 撮影禁止 の看板


撮影禁止!?


何を書いているんだろう


もちろん敷地内に入っての撮影はいけないだろうけど


外から撮影するのを止める権利は何者にもないはず


訳が分からない看板でした









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火力発電所の燃料タンクですね


大ダメージを受けています


クレーンもひん曲がるほどの力がある津波だった・・・


恐ろしいです









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何もなければ気持ちの良い公園だったのでしょう


悲しくなりました









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瓦礫瓦礫


靴底がしっかりしていないと釘を踏み抜きます


とても危ないですね










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若者が乗る


黄色のマツダのスポーツカー


ナンバーを見たら品川ナンバーでした


運転者は旅でここまで来て被災したのです









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今までの一連の写真の場所は


南相馬市の30km圏内です


ということは屋内退避勧告が出ている場所


なぜバイクで走っている?


原付のカブですから地元の人ですね


バイク好きの私もバイクで走りたくなりました







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一階部分を波に持っていかれたようです


何度もあった余震で倒壊していなければいいのですが









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一通り見て


国道6号線を南下


これから20km圏内というところは通行止めになっていました


この先を20kmずっと走ると原発があるわけですね



地元の消防団の車があり


入ったらダメだよと注意を受けました


その後 消防団はいなくなり




一人のおじさんがやってきました


おじさんは規制ライン入ってすぐのお宅の方で


牛と犬と猫を飼っておられました


牛を別の場所へ逃がす準備をしているとのことでしたが


自分と犬猫は残るようなことをおっしゃっていました


市内ではドッグフードキャットフードとも手に入らないそうなので


持っていたものを分けさせて頂きました











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6号線ではない道で入った20km圏内の小高区


小高駅がありました


まったくの無人で


ゴーストタウンです







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津波の被害はとんでもないものでしたから


忘れがちですが


地震の被害も街中に結構あったのです







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見事な旧家


地震には耐えられなかったようでした


ああもったいない









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規制ラインを入ってしばらく行ったところの国道6号線


この先道が寸断されて 南下するには迂回しなければいけませんでした










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ここは浪江町


地震の凄さが分かります






こういう風景を見ながら


ボランティアの方々は犬や猫のために奔走しておられるのです




原発さえなければ


こういう事態を招かなくて済んだのに




他にももっともっとつらい悲劇があります


なんとか取材できたらいいのですが・・・


皆に紹介したいです







明日出発します











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悲しい悲しい朝日でした

こんな悲しい朝日は見たことがありません