リュウマチ性筋肉痛 | 姥のブログ

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かはたれ通信

使い古した自転車だ、きしんだり、がたついたりは当たり前。
よくもってると自賛。

風邪気味だが、体温計は近年日常化している微熱を示していて2年続けて繰り返した肺炎の気配もなさそうな。
と、まあ4,5日経った一朝、背中から首筋にかけての鈍痛とこわばりで目が覚めた。
それがゾワゾワと後頭部から両耳脇に這い上がってくる感じが甚だゾッとしない。
そこで一週一回、待望の「かわたれ号」をキャンセルして医療センター訪問に切り替えた。

ルルビ(もじゃもじゃ)先生というので付き添いの娘が小うるさく訂正する。
ドクター・ルードヴィグ、ドイツ出身である。訛ることならドンと来いの姥には及ぶべくもないが、かすかにスウェーデン語が訛る。

診察室とラブを往復して専門病院でレントゲンを撮って、再び診察室に戻る。
リュウマチ性筋肉痛を疑うが、もう一種、別の病院に出した血液検査の返事が遅れているので診断は差し控える。従って投薬はしない。
慎重居士である。あらまほしき姿勢ではあるが、姥は頑是無くふくれて、娘に嗜められながら帰宅した。

その日の午後遅くルルビ先生から、診断、処方をだしたから、と電話があり娘が薬局に走った。
姥は息子夫婦、娘夫婦が代理人として登録してくれているので、誰かが最寄の薬局で用をたしてくれる。恵まれた老人だと喜んでいる。
処方薬を買うのは、あれで結構厄介なのである。自身で身分証明書をもって、キューで順番を待ってかなりの時間がかかる。
「かわたれ号」利用の時間内では他人を待たせることになり、気が引ける。

とにかく、薬を飲んだらドッと発汗して、翌日は嘘のようにすっきりした。まさにドブさらえ。
俄然食欲も出てものも噛める。味覚に至っては絶えて久しくなかったほど昔に戻って、ものが不味くなったのは食材の罪ではなく、わが舌のいたらなさであったのかと申し訳ない。

コーチゾンである。なるほど、その劇的な速効性は身に染みた。かつて姥などは無知の一徹で、諸悪の根源のように毛嫌いしていたが、実際この薬、副作用もハンパじゃないのである。骨ソソー症だの高血圧症だの糖尿病だのと合併症をひきおこすのだそうな。