Pogoplugに『OpenPogo』をインストールして神格化!! | 100倍IT拳マイスター菅原真人のビジネスIT活用術

Pogoplugに『OpenPogo』をインストールして神格化!!

$埼玉のIT企業ユアシスト社長ブログ-Pogoplug+裸族のお立ち台

Pogoplugの素晴らしさは、
以前の記事「パーソナルクラウドが超簡単に作れる「Pogoplug」を導入しました~♪
でもお伝えしましたが、一点だけ不満がありました。

やはりアクセススピードが遅い。

一度Pogoplugのサーバーを経由してから、
自宅のPogoplugへという経路なのでそうしても遅いわけです。

なんとかならないものかと色々調べていると、
『OpenPogo』という、PogoplugをLinuxサーバー化(?)してしまうツールを発見!
元々Linuxベースな訳ですが、これをipkgなどで色んなモジュールを簡単にインストール可能と
してしまうという神の様なツールの様です。

そう、sambaを入れてしまえば、直接NASドライブ化できるので、
Pogoplugサーバーを介さず直接ネットーワークアクセスが可能になってしまうのです。
簡単に言うと、Pogoplugを接続しているLAN内であれば直接アクセス可能!という事ですね!

という事で早速、会社のPogoplug Bizで試したろころあっさりうまくいきまして、
超絶快適になったので、自宅のポゴも神格化してみるとともに、
手順をまとめ、動画にしてみようと思います!

という事でまずは手順のまとめです。


★必須アイテム USBメモリ 高速なモノ!
 1GB以上あった方が良さそう。
 実際は200MBくらいしか使われてないけど、念のため・・・私は2GBを使ってます。

※私はUSBメモリをフロントに、HDDを背面の最上部に接続してます。


1.
my.pogoplug.com の 設定 > セキュリティー設定 にすすみ、
「このPogoplug対応機器のSSHへのアクセスを有効にする」にチェックを入れる。
「パスワードを変更」ボタンを押し、パスワードを設定する。


2.
USB接続しているHDDを my.pogoplug.com 画面で取り外す。


3.
USB接続しているHDDをPogoplug本体から取り外す。


4.
Pogoplug本体にUSBメモリを接続する。


5.
USBメモリを my.pogoplug.com 画面で取り外す。


6.
TeleWatch」などのツールで、PogoplugのローカルIPを探し、
Poderosa」などのSSHクライアントツールでSSH接続する。

ユーザ名:root
パスフレーズ:設定したパスワード


7.
USBメモリをフォーマットするためのツールをダウンロード

# cd /tmp
# wget http://plugapps.com/os/pogoplug/mke2fs
# chmod 755 mke2fs
# killall hbwd


8.
USBメモリにパーティションを作成

# /sbin/fdisk /dev/sda

Command (m for help): d
Selected partition 1 ←複数ある場合は全てを順に選択してパーティションを全て削除する

Command (m for help): n
Command action
e extended
p primary partition (1-4)
p

Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-5574, default 1): Using default value 1 Enter
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-5574, default 5574): Using default value 5574 Enter

Command (m for help): w
The partition table has been altered!

Calling ioctl() to re-read partition table


9.
USBメモリをフォーマット。

# ./mke2fs /dev/sda


10.
USBメモリをPogoplug本体から取り外す。


11.
本体を再起動。

# /sbin/reboot


12.
Pogoplug本体にUSBメモリを接続する。


13.
dfコマンドでUSBメモリのマウント先ディレクトリを確認

# df
Filesystem 1k-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/mtdblock2 32768 14832 17936 45% /
none 128004 128004 0 100% /tmp
/dev/sdb 1896880 180996 1619528 10% /tmp/mnt_opt
/tmp/.cemnt/sda 1896880 180996 1619528 10% /tmp/.cemnt/mnt_sda


14.
USBメモリマウント先ディレクトリに移動

# cd /tmp/.cemnt/mnt_sda


15.
OpenPogoをブラウザからダウンロード


16.
ダウンロードした「opt.tar.gz」ファイルを my.pogoplug.com か SCP で、USBメモリにアップロード。
SCPの場合フォルダは上記フォルダ /tmp/.cemnt/mnt_sda


17.
「opt.tar.gz」を解凍

# tar xvzf opt.tar.gz


18.
Pogoplugのファイルシステムをりマウントし書き込み可能に

# mount -o rw,remount /


19.
optディレクトリのリボリックリンクを設定

# ln -s /tmp/mnt_opt/.opt /opt


20.
システム起動スクリプトを作成

# cp /etc/init.d/rcS /etc/init.d/rcS.original
# vi /etc/init.d/rcS

※最後尾に追記
/etc/init.d/mount_opt
/opt/etc/init


# vi /etc/profile

#!/bin/bash
export PATH=/opt/bin:/opt/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/bin:/sbin


# cp /tmp/.cemnt/mnt_sda/.opt/mount_opt /etc/init.d/
# chmod 755 /etc/init.d/mount_opt

# vi /etc/init.d/mount_opt

[ ! -d /tmp/mnt_opt ] && `mkdir /tmp/mnt_opt` || `umount /tmp/mnt_opt`
mount -t ext2 -o rw,nosuid,nodev,exec,noatime,sync /dev/sda /tmp/mnt_opt
if [ ! -d /tmp/mnt_opt/.opt ]
then
{
umount /tmp/mnt_opt
mount -t ext2 -o rw,nosuid,nodev,exec,noatime,sync /dev/sdb /tmp/mnt_opt
if [ ! -d /tmp/mnt_opt/.opt ]
then
{
umount /tmp/mnt_opt



※青地の部分をdfで調べたものに変更する。
 HDDも設定しておくと良い?


21.
本体を再起動。

# /sbin/reboot


★ここで苦戦したのが、HDDを後から接続するとUSBメモリのフォルダ名も変化してしまう様子。
 すると、正常にOpenPogoが起動しなかったり、USBドライブが認識されなくなってしまいます。
 12で、HDDも接続してしまい、20でいっぺんに設定した方が良さそうです。


22.
Pogoplugのファイルシステムをりマウントし書き込み可能に

# mount -o rw,remount /


23.
ipkgのリポジトリを修正

# vi /opt/etc/ipkg/armel-feed.conf

src cross http://openpogo.com/repo


#src cross http://openpogo.com/repo
src cross http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/cs08q1armel/cross/stable



24.
ipkgを最新に更新

# ipkg update

# ipkg list
で、インストール可能ソフトを表示します。


25.
OpenPogoのインストール完了!!


26.
sambaをインストール

# ipkg install samba35 samba35-swat
※USBメモリが低速だと死ぬほど時間がかかります><

# /opt/etc/samba/smb.conf

[global]
workgroup = WORKGROUP
server string = POGOPLUG
netbios name = POGOPLUG
security = share
load printers = no
guest account = root
null passwords = Yes
dns proxy = no
dos charset = CP932
unix charset = UTF8
display charset = UTF8
socket options = TCP_NODELAY IPTOS_LOWDELAY SO_KEEPALIVE SO_RCVBUF=131072 SO_SNDBUF=131072
SO_KEEPALIVE
cups options = raw

[cap-share]
vfs objects = cap

[POGOPLUG]
path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb/
read only = no
public = yes
writable = yes
force create mode = 0666
force directory mode = 0777
guest ok = yes


path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb/
部分は、dfコマンドでHDDドライブのものを記入してください。

起動コマンド→/opt/etc/init.d/S08samba start
停止コマンド→/opt/etc/init.d/S08samba stop


27.
Pogoplug再起動時にsambaが自動起動する様に設定

# vi /etc/init.d/rcS

※最後尾に追記
/opt/etc/init.d/S08samba start



以上、Pogoplugの神格化完了です!
ProFTPd入れたり、WebDAV入れたり、HTTPd入れたり、
CRONや、RSYNCなんで自動バックアップシステム組んだり色々できそうですね~^^

後ほど、トラブル続きだったドタバタ動画もアップしたいと思いまーす!
失敗例とかもあって何気に重宝するかもですw
あと、USBメモリも高速なものに取り替えなきゃね^^;