厚生労働省保険局医療課の石井安彦課長補佐は2月20日、日本医療流通改善研究会のシンポジウムで講演し、来年度の診療報酬改定で10対1入院基本料に新設する「一般病棟看護必要度評価加算」を算定する際には、現在の「7対1」と同じように入院患者の看護必要度・重症度を毎日評価する必要があると説明した。

 4月の診療報酬改定では、現在は7対1入院基本料に導入している入院患者の「看護必要度・重症度」の概念を一般病棟のほか、特定機能病院や専門病院の10対1入院基本料に拡大。病棟の全入院患者の状態を測定・評価すれば、一般病棟看護必要度評価加算として1日5点を算定できるようになる。

 石井氏は講演で、「10対1」の病棟で実施する看護必要度・重症度の評価について、「毎日の加算なので、評価は毎日行っていただくことになる」と説明した。


【関連記事】
2010年度診療報酬改定のポイント(1)
【中医協】10対1入院基本料にも看護必要度
【中医協】入院早期の加算引き上げへ、15対1は引き下げを検討
ここまで進んだ 10年度診療報酬改定めぐる審議
【中医協】看護補助加算の算定対象は拡大の方向

「日医のすべてを懸けて反対」―「特定看護師」創設に羽生田常任理事(医療介護CBニュース)
<ニュース1週間>バンクーバー五輪が開幕/フィギュア高橋が銅/スピード男子五百で長島が銀、加藤が銅(毎日新聞)
普天間県内決着も…知事と会談の官房長官(読売新聞)
高校生2人、痴漢取り押さえる=150メートル追跡-茨城(時事通信)
太平洋沿岸に1~3メートルの津波の恐れ チリ大地震(産経新聞)