多くの方から
「どうしてこんな暴露のブログを匿名、期間限定で立ち上げたのか」
というご質問を頂いています。
ブログ立ち上げ当初は、
「自分と同じ病気に苦しむ人の、なにかヒントになりたい」
「大食い選手は食べても太らないという幻想の危険性が怖い」
「紙一重、綱渡りの状態で大食いに携わる一部の人たち、また携わろうとしている人たちに喚起を与えたい」
という単純で安直な理由が私を突き動かし、安直とも言える浅はかなきっかけで、
また入院前の期間限定にすることにより、自分としても踏ん切りをつけたいという自己中心的な考えの下、
こうしたブログを書き始めたのです。
しかし、思わぬ反響を呼び起こし、自分でも想像していなかった数の読者に
この内容が触れるようになりました。
さまざまなご意見や批判をいただき、正直当初のブログ立ち上げの理由には「ブレ」が生じています。
矛盾点を指摘されるのは当然のことですし、正直、今でもまだ迷いや悩みがあります。
たしかに、今までお世話になった方や、楽しい時間を共有した仲間を道連れに、
自らの選手生命を終わらせようとしている私です。
死なばもろとも・・・
そういう意地悪で、性悪な考えが、こういう衝撃的でスキャンダラスな内容のブログを
つい始めてしまった理由の一つであると思われても仕方ありません
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しかし、
この病気について少しでもたくさんの人に理解してもらいたい。
ただ、「アハハ」と笑って単純に、純粋に楽しめるエンターテイメントとしての「大食い番組」には、
おおっぴらにできない、闇の部分が少なからず存在することも、玉砕覚悟で伝えたかったのです。
ごく一部ではありますが、私のように心身の健康に不調をきたしてしまう選手もいます。
幻想に憧れ、闇を知らずに大食いに憧れたり、病状を誤って判断してしまう
視聴者立場の摂食障害者や、その予備軍の方々への影響も多少はあると思います。
そうした人の、少しでも助けになりたいという気持ちもありました。
この暴露により、現役の選手達、製作側の方々に多大なるご迷惑をかけてしまっています。
ただ、一種の娯楽として長い歴史のある番組。
自身の健康と誠心安定をしっかり管理できる一流のフードファイターと、それをささえる
ベテランの優秀なスタッフやドクターがいる限り、
このエンターテイメントが消えることはないと、祈り、確信しています。
以前の私の意見に対する、とある方からのコメントにインスピレーションを受け、
以上のような考えに至りました。。。。
↓ココカラ↓
純粋に「ファイター」として仕事されてる方は、普通に“仕事”として淡々と胃袋調整をされてると思うし、それはルールとして問題ある行為ではないと思う。
それを娯楽として楽しみにしている需要がある限りは。
でも精神疾患を伴った、いわゆる過食嘔吐を患っている方が同じことをした場合、
そこに“罪悪感”が生まれてしまうし、
更には「視聴者を騙している」という感情から症状が悪化してしまう。
疾患を持った方は「適職」などと安易な気持ちでこの世界に足を入れ自滅しないようにとの思いから、このブログが生まれたんだと私は感じました。
↑ココマデ↑
こうしてヒントを与えてくださる方々との出会いをもたらしてくれたのも
やはり「大食い」
感謝の気持ちは忘れていません。
一緒の時を過ごし戦った仲間からも優しい言葉が届いています。
やはり、私にとって「大食い」は大切にしていきたい宝であってほしいと願います。