軍師官兵衛:第46回 家康動く 第1幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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>父上、父上・・!(秀頼)
>慶長3年8月18日、秀吉がこの世を去った。(ナレーション)

>死んだか!(忠勝)
>勝負に出るぞ。(家康)

>天下は秀頼のもの。徳川などに奪われてなるものか・・。(淀君)
>それがしの命にかえても、秀頼君、豊臣家をお守りいたす。(三成)

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>善助・・。(官兵衛)
>はっ。(善助)
>忙しくなるぞ。天下は再び乱れる。(官兵衛)

■オープニング演出:本木一博

・タイトルが表示されてからの今回の見どころは?
 秀吉亡き後の「新たな序列」と「新メンバー」の発表。

・まずは主役の官兵衛、光に、長政、淀、と続き、
 定番の黒田の家臣、善助、太兵衛、九郎右衛門、又兵衛、
 そこに三成、糸、井伊直政、小西行長、マグダレナ、栄・・・、
 おおっと、栄姫役の吉本実憂ちゃんを、ここに発見!!

・初登場の栄の後に、豊臣秀吉(回想)。竹中さんお疲れ様でした。
 ~と、続いて表示されたのは、な、なんと、前田利家(横内正)!
 う~ん、利家は誰が演じるのか?気になってましたが。。

・ここで「どうでもいい小ネタ情報」を・・。
 北条氏政を演じた伊吹吾郎さんは、水戸黄門14部~28部の助さん。
 家康の側近、井伊直政役の東幹久さんは、42、43部の助さん、
 そして、今回登場した利家役の横内正さんは、
 水戸黄門の初代~8部までの格さんだったんですねぇ~(*^ー^)ノ

・さて、後半は・・・おね、徳川家康、制作統括、演出で終了!
 予想通り、役者陣のラストは寺尾さんでした。

>秀吉の死によって、朝鮮にいた将兵に帰国命令が出された。
>最前線で戦った黒田長政ら武将達は、多くの兵を失い、
>疲弊しきっての帰国であった。(ナレーション)


◆◆◆帰国した諸将達◆◆◆
帰国する船の中、疲れきった姿の長政に、
もうすぐ博多に到着する事を告げる、九郎右衛門
将兵を鼓舞する長政。帰国できる事への喜びに沸き立つ船内。



1598年(慶長3年)11月、黒田家の居城・中津城。
朝鮮から無事に帰国した長政らと拝謁する官兵衛
博多に迎えに来ていた三成
「あやつだけは許せない」と不満を口にする長政だが、
官兵衛は「無闇に争いに巻き込まれるな」とたしなめる。

博多の宿所で向かい合う小西行長石田三成
七年にわたる戦は、得るものも無く、
家中に無用な仲違いが生じたのみと説く行長は、
朝鮮からの退陣の際にヒドイ目にあった話を三成に告げる。



帰国した黒田の家臣達に、国内の情勢を伝える善助
秀吉亡き後、まだ若い秀頼では世が乱れ、また戦になるやも。
信長公が本能寺に倒れた際、大殿は亡き太閤殿下を天下人へと押し上げた。

>そのこたびは、どう動かれるかのう・・・。(九郎右衛門)
>それは、お心しだいじゃ。(善助)
>うむ、面白くなってきたぞぃ。ふふふっ。(太兵衛)

・この場面、台本の九郎右衛門の台詞には、
「今度は誰を天下人に押し上げるかだ・・」とありますが、
 本編では、官兵衛の未来を予感させるものへと変更。

・どうも、岡田如水は「生真面目なイメージ」がありすぎて、
 如水最後の賭け~というのも、シャレとか、お遊びにできにくい、
 九州の関が原に通じる『動機』を描くには難しい所ですね。

◆◆◆不穏な気配◆◆◆
京の伏見・家康の屋敷。太閤子飼いの大名同士の争いの火種に、
油を注ぐ機会を虎視眈々と狙っている徳川家重臣達。
すでに七名ほど取り込んだ報告を受ける家康だったが、
彼には「気になる男=如水」がいた。



>12月、如水と長政は上洛した。(ナレーション)

大坂の黒田屋敷にて、長政の労をねぎらう
娘の菊を抱いた長政は「よくやった」と糸に声をかける。
その言葉で、それまで無言だったは笑みを浮かべる。



しかし続いて長政が発した「熊之助の生まれかわりのようじゃ」
~という言葉に、いたたまれなくなる
無言のまま早々に部屋を退去した糸を不思議がる長政に対し、
は「おのこでなかった事を気に病んでいるのです」と告げる。

帰国早々、徳川屋敷に招かれた黒田長政、加藤清正、福島正則
この三名は、朝鮮での所業について小西行長に訴えられていた。

>朝鮮で兵を退く際、最後尾の小西殿が到着する前に、
>加藤殿、黒田殿が町を焼いたことを責めております。(康政)

>あの時は敵が迫っており、兵を退く為には仕方なかったのです。(清正)
>その様な些細なこと一々あげつらっていてはきりがありませぬ。(正則)

>裁きを行う者が戦を知っている者ならよろしいが、
>そうでない者もおるようで・・。(康政)

>三成でございますな。(長政)

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・三成でございますな~の台詞の際、松坂君の右斜め上から狙うカメラ。
 小型のクレーンでしょうか。なめらかな動きの上に、緊張状態も表現されていて、
 中々、カッコいいショットでした。

家康は、彼らの武功を思い、この様な訴えは退けると告げるが、
同席している井伊直政は、五大老・五奉行での合議制の為、
殿(家康)の一存では何ともしがたい!と猿芝居をうつ。

・この直政の「下手な芝居」を上手に演技する東さん。
 ちょっぴりユーモアもにじみ出ていて面白かったです。



>この様な理不尽、黙ってはおれん。できる限りの事はいたそう。(家康)
>ありがたきお言葉、心強い限り・・。(長政)

力強く言い放つ家康に平伏する長政ら三人。
彼らの姿を見ながら、家康の目が妖しく光る。

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