堂山物語 第18話 | エラー|Ameba(アメーバーブログ)

堂山物語 第18話

小学生の僕に好意を持ってくれていた


カゲヤマさん


彼女の悪行を先生に

逐一報告していた…



がその事実を聞かされたのは

カゲヤマさん の友達のハヤカワさんからだった



ハヤカワさん「堂山くん、カゲヤマさんの事どう思ってるの?」



堂山育ち   「えっ…友達…?」



ハヤカワさん「あの子はね、あんたがアサイ君と悪い事ばっかし

         するから心配で心配でしょうがないの!

         だから先生に怒ってもらおうとして先生に言ってるのよ!」



堂山育ち   「えっ!じゃあ!今までチクってたのカゲヤマなん?」



ハヤカワさん「そうよ!嫌われてもイイから、あんたに悪い事とか

         もう、せんとって欲しいって!なんでわかってあげへんの!?」





この事実を聞いてからカゲヤマさんを少し意識するようになった。


しかし当時は尾行されていた感も手伝ってか

軽い恐怖心のほうが勝っていた。



こんな僕なんか何処が好きなんやろう…



コレがの人生で最初に感じた恋の悩みだと思う…




は森本君とそのお父さんの影響で

当時のクラスメイトより性的知識は進んでいたかに思う

(第13話参照)



アサイ君とよくエロ本を立ち読みもしていた。


その現場もカゲヤマさんに抑えられたこともある。




こんなエロエロな人間でもイイんだろうか?


当時おぼろげに理解してきたSEXとやらがしたいのだろうか?







は好きになられるのが理解できずに

カゲヤマさんの気持ちに応えれないでいた


というより若干逃げていたように思う






そんな僕にしびれを切らしたのは

ハヤカワさん と アサイくん だった



ある日、はいつものようにアサイ君と遊んでいた


アサイ君「堂山!ハヤカワん家に行こう!」


堂山育ち「うん!行こ!行こ!」



するとハヤカワさんの家にはカゲヤマさんも来ていた。



そうこのはおそらく入念な計画をたていたのだろう

ハヤカワさんの家のハヤカワさんの部屋で

カゲヤマさんを二人っきりにしたのだった…






二人っきりの部屋に沈黙だけが流れる…





いうても小学4年生なので、どうしていいのか

お互い全くわからなかった…









どれぐらい時間がたったのだろうか…







気がつけば僕達はキスをしていた。

口唇と口唇を重ね合わすだけのキスだった。





そしてどちらからともなく、お互いの衣服を脱がし合い




お互いの身体を舐め合い、愛撫していた…






当然、小学4年だったので最後までには至らなかったが

今まで感じたことのないキモチになったのを覚えている。




これが僕の人生最初のキスで

次第にカゲヤマさんを好きになっていく自分がいた。



しかしながら、お互い普段は意地っ張りな性格がたたって

小学校卒業するまでに、お付き合いというものは始まらなかった。



それから二人は別々の中学になり、それからは会った事はない。


続く