堂山物語 第6話
17歳テスト期間中の高校生の僕は
生まれて初めて
北浜という証券の街に
降立ちました。
昨年だったか廃業した
三越百貨店を始めとして
お堅いイメージの先行する
ビジネス感溢れる街だなぁ
と思ったのをよく覚えています。
当事は携帯電話をまだ持っていなかったので
公衆電話からTEL
道順を教えてもらいました。
そのチェ○ー企画は北浜駅から歩いて5~6分
くらいの雑居ビルの中にありました。
ここで堂山町との大きな違いは
ウリセンバーでは無い ことです。
この会社の主たるシノギは
レディースコミックの表紙裏などの
ワンカットグラビアでした。
しかし、そちらの正当なグラビアは
数回のオーディションがあるらしく
撮りも東京へ行くらしい…
こっちは今日
お金を
手にしたいんだ!
そう告げると例のごとく
オ○ニービデオのシノギもやっていました。
撮影は夕方の6時くらいからするから
それくらいにもう一度来てください。
堂山町ともうひとつの違いは
この社長さん?がオネエ口調でない事
当事は安心。今思えば、物足りない感じです。
話は変わりますが
僕はこの仕事?をするときに使っていた
偽名があります。
オオガタ ユウセイ
これは高校のクラブの1つ上の先輩の名前です。
ちなみにクラブとはラグビー部でした。
これまた、そっち系のヒトが多いと思われがちな
体育会系なのですが、
決して、
僕はその気はナイ事を
ココで改めて断言します!
プロフィールの両刀というのも
要ギャランティ!
道上洋三と
するなら
金をくれ!
そのオオガタさん は練習試合で
第三腰椎複雑骨折という大怪我で
選手生命を絶たれたヒトだったので
オオガタさん の名前だけでも
のし上がってやるというキモチで
拝借しました。ゴメンナサイ…(T▽T;)
夕方6時に
チェ○ー企画に到着し
なんなく
結果を出しました。
このチェ○ーで出演した
作品内で今後、源氏名となる
たつやを
初めて使ったと記憶しています。
30,000円の報酬をもらい
3,333円の納税をすまし
帰路につきました。
このチェ○ー企画では
もう1作品出演したのですが
それは野外ロケを敢行した作品でした…