これは暗黙のルールのようなものですが
今ではあまり利用されなくなってきた
「質屋」というものがありますよね。
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
昔は質屋は、商品をお金と引き換えに
「預かる」形でよく利用されていました。
よく誤解を受けますが、「質に入れる」というのは
いずれ低い金利で近いうちに借りたお金で
引き戻すことを意味していたんですね。
![がま口財布](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/289.gif)
ですから、秋冬物を春先に質に入れておいて
秋の初めに利息と借りた金額をそのまま戻して
倉庫がわりのように使っていた頃があったのです。
![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
この時、所定の期日までに品物を引取りに来れない場合は
質屋は借金の督促の代わりに、預かった品を売ってしまいます。
これが「質流れ」です。
この借りられる金銭には、基準があり
それが「市価7分の1」というルールです。
つまり、製品の貴重度や付加価値を除外した
新品市場価格の7分の1が、質屋で言う預かった品物と
対価となる支払うお金の割合です。
![¥](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/258.gif)
例えば、時計でSwatchというスイス時計がありますが
これは記念モデルや、販売数限定などで人気の度合いが違いますので
オークションでもブランドは同じでも
販売価格以上で取引されることもあります。
![アップ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
しかし、質屋では「ビンテージ品」であるかどうかは
一切無関係ですので、6,825円で買ったSwatchは
マニア垂涎のものでも、買う場合は1,000円以下になります。
使用してあれば、数百円でしょう。
![ハートブレイク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/032.gif)
そして、販売価格は新中古であれば2~3割価格を落とすか
中古で傷があるなら市価の半値以下が妥当になります。
これは、中古買取業では大体似たような取引になりますね。
では楽器ではどうかというと、上記は一般的な商品だけ
それも時計とかカメラとか、実用品で高価なものが対象ですが
楽器は使う人が限られています。
![中古楽器買い取り業者の失敗しない選び方](https://stat.ameba.jp/user_images/20131129/21/tyuukogakki-kaitori/61/cd/p/t02190200_0219020012765076702.png?caw=800)
価格は「ブランドメーカー」、「年代」
「楽器の状態」で査定されます。
このうち、最も査定に響くのがメーカーのブランド力で
同年代では、数倍の差が出てくるのがこの部分です。
![注意](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/301.gif)
しかし覚えておいて欲しいのは、買取の法則としては
この「市価7分の1」という考え方は、かなり当てはまります。
例えば、ヤマハの1970年代セミアコースティックギターで
当時7万8,000円で販売されていたとする
現在ではおおよそその倍の価格として新品は見積りがだせます。
新品で14万円で見積もるとなると、2~3万円で買取るのが上限として
付加価値を考慮して交渉次第で3万~4万円くらいと考えるのが妥当ですね。
仮に全く買い手がつかない場合は、落として12万くらいまでとか
販売する際は中古楽器店は考えるからです。
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
実際、新品14万の見積りで、傷がある中古品で
3割は査定に響いていたとすると
10万円くらいに販売価格は落ちますから
買取りは頑張っても2万~2万5,000円が
限界だろうと予想がつくんですね。
![中古楽器買い取り業者の失敗しない選び方](https://stat.ameba.jp/user_images/20131129/21/tyuukogakki-kaitori/3b/27/p/t01840183_0184018312765114442.png?caw=800)
付加価値のない最近のものであれば
9,000円などで買い取られるかもしれません。
無名メーカーなら、更にその半値以下くらいでしょうか。
![サーチ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/264.gif)
それ以外は、買取る側が
「絶対に欲しいもの」であるかどうかが問題になります。
楽器専門で買い取る店舗の場合は、大体似たような査定をするので
1割程度査定額が異なるくらいでしょうか。
付加価値については、やはり2割から3割が乗れば良い方です。
中古楽器買い取り業者の失敗しない選び方