2013防衛技術シンポジウム(RWS)
防衛技術シンポジウム2013が例年どおりホテルグランドヒル市ヶ谷で行われている。
本日と明日の二日間なのだが、この手の催し物は2回目の参加である。
初めては平成13年に来た。
その時の目玉が 複合材料に対する浸徹シミュレーションであった。
今回のお目当てはは機動戦闘車の紹介とリモートウェポンステーション(RWS)である。
が、機動戦闘車の紹介はまったくの期待はずれだった。
発表内容は10月9日の試作最終形態車のお披露目時とほぼ同じということで新鮮味はなかった。
とりあえず「多目的使用できる戦闘車両」ということを強調したかったようだ。
つまり、固定化された運用は設定されておらず臨機応変に使えるということだろう。
さて、まずは展示品の最大目玉である
RWS(Remote Weapon Station)だ
「RWS」にはリモートウェポンシステム(Remote Weapon System)との略もあるが、我が国の場合はリモートウェポンステーションの略称である。
展示品は12,7mm重機関銃(模造銃)が付いていた。
銃身と放熱筒が塩ビパイプ製で昔、俺が展示戦車用に作った重機関銃に非常によく似ている。
マネッコか?
まあ、少なくとも機動戦闘車に搭載のムクの重機関銃風よりもいいな。
車両搭載用リモートウェポンステーション
研究の目的
主として小型の装輪車車両に搭載し、各種事態において乗員の安全を確保しつつ小火器等を射撃する車両搭載用リモートウェポンステーション(Remote Weapon Station:RWS)について研究を行い、技術資料を得る。
搭載火器は展示の12.7mm重機関銃の他に74式車載7.62mm機関銃、5.56mm機関銃(MINIMI)の各種機関銃及び40mm擲f弾銃が搭載可能になっている。
研究試作ということで操作モードはジャイロによる安定装置が付いている上、自動追尾照準も可能という大盤振る舞いである。
照準装置は昼間光学系及び夜間や霧等の視度(視程)不良時に使用できる赤外線光学系がある。また、距離測定のためのレーザ測遠機(レーザーレンジファインダー)を有する。
戦車への搭載を聞いてみたが、操作部を戦車が有する砲塔操作系とリンクさせることは技術上まったく問題はなく要求があれば搭載は可能ということである。
むしろ、戦車のような重量車両に搭載するほうが技術レベルは低くて済むために、本研究は目的として「小型の装輪車車両」とされているように、安定・反動抑制が難しい軽量車両である軽装甲機動車に搭載して試験を行ったということである。
つまり、その気になればあらゆる車両に搭載可能というわけである。
正面射撃
側面射撃
ポスターセッションの場所にはこんなものも
うむ
行ってみるものだ。
ちなみにRWSの説明員の方が再度訪れた時に交代していたのだが、なんと知り合いだった。
顔を見ていなかったのでいきなり「軍曹じゃないですか?」と声をかけれ驚いた。
当時サバゲー中尉ももう少佐殿である。
観閲式の時は受付が元部下の戦車乗員や、よく仕事が一緒だった他部隊の方だった。
どこに行っても必ず誰かに声を掛けられ「やっぱりね」と言われる始末だ。
なにが「やっぱり」なのだ?