「患者会を作ろう」と数年前から頑張って下さっている方がいらっしゃいます。
その方の頑張りのおかげで、お試し限定2回の患者会が開催されました。
2回目は、30人以上はいらしたと思います。
お部屋に入れないほどの盛況ぶり。
それだけではありません。
患者会終わった後で、問い合わせがあり、患者会に出席したかったけど、
勇気がなくて、出席できなかったっていう人たち。がいたこと!です。
私は、そういう方がいることさえ気づきませんでした。
もし、患者会が、常設されていたら、少しでもお役にたてるのにな、と
いよいよ患者会の必要性を切に思いました。
告知で大きなショック を受け、
立ち直ろうとしたときに、抗がん剤 が始まり、
副作用で心身ともに落とされ、
手術 で、大切なおっぱい を失い、
ここまでのプロセスの中で、
患者さんそれぞれの環境で、
自分自身のこと (こころ、からだ、オンナとして・・・)
取り巻く環境のこと (しごと、夫(彼)、子供・・・・)
将来のこと (しごと、結婚、出産・・・)
死にたくなるほどのストレスを抱え、
何とか、看護師さん に励まされ、家族の支え、
ブロ友さんに励まされ、私は、ここまでやってきました。
このプロセスで、
同じ治療をしている人、
よく似た環境で生きている人と知り合えていたら、
どれだけ、心強いか、そして、無意味な心配 はしなくて済んだような気がします。
私は、母親、娘、友達に話しても、真髄はわかってもらえないと思っています。
それはある意味、当然だと思っています。
大げさに言うと、死と隣り合わせ、
辛い闘病生活、大切なおっぱいがなくなる喪失感
こんな気持ちなんて、「わかって!」っていう方が無理な話だと思っています。
私のように公表しない者からすれば特に、
一歩外に出れば、戦い。それは、自分との、対人との戦い!
乳がんの仲間との語らいは、安心できる空間、癒しの空間なのです。
実際、患者会の人数が多くなると、話せる方、話せない方がいます。
患者会としては、
可能な限り、一人ひとりの方と向き合って、傾聴できるようにしなければ、
せっかく来ていただいても、がっかりですものね。
近々、この思いを、病院にフィードバックしたいと思います。
最後になりましたが、
昨日、患者会で知り合ったお友達と、ながーい時間おしゃべりしました。
実際に会って、話すことは、とても、幸せな時間です。