木枯らし紋次郎 | テレビウオッチャー

木枯らし紋次郎

甲州(今の山梨県)をあてもなく旅をしている紋次郎はかねてよりの大飢饉の時代、食べる物に困った人々が通りかかった籠を襲っているところに遭遇したが「かかわりがないこと」とその場は通り過ぎたが・・・

以前どこかの記事に時代劇では「木枯らし紋次郎」が好きだったと掲載したと思います
そのリバイバルとあって心を躍らせて鑑賞したのであります
作り込んで作ってあって元祖のテイストを「これぞ木枯らし紋次郎」といえる良い出来でありました

冒頭から普通の時代劇なら助けてやるだろうと思える場面で素通りですからね
この辺りが「木枯らし紋次郎」の魅力のひとつであるし、ドロ臭さを感じるところです
「あっしにはかかわりがないこと」と言いながら次第に関わって行ってしまうのでありますが、そのさまが今回の脚本でもよく描かれておりましたし、ストーリー展開も良かったですし、何かにじみ出て来るものがありました
本家の中村敦夫さんが酔っ払いのじいさん(?)おじさん(?)の役でご出演されておられました
刀を向けられて、それを素早く奪い取っるという短いシーンでしたが、後々そのシーンが紋次郎の置き換えられ生かされるように作られていて上手く作ってあるなと感心しました

今回紋次郎を演じたのは江口洋介さんでしたが、これだけ演じられれば2代目として合格ではないでしょうか
今回のスペシャルで視聴率が良ければもしかしたら連ドラ化もあるのかも知れません
もしそうなれば完全懲悪が主流の今の時代劇ドラマに一石を投じる事になりそうですが、気になり視聴率は連休明けに発表になります
これだけの出来ならわたし個人は連ドラ化を熱く希望しますが、連ドラになって数字が取れるかどうかと言えばこれは難しいのかも知れませんけれど深夜枠辺りで制作されてはどうでしょうかとご提案させて頂きます

主なキャスト江口洋介さん、渡辺いっけいさん、小澤征悦さん、若村真由美さん、ともさかりえさん、ほか