まともに感想を書くつもりはありません。
ひどい。
あんなにひどいカメラ割りを見たことが無い。
あんなにひどい脚本も聞いたことが無い。
まずはカメラ割り。稲葉友さん演じる圭一が朝食を食べているところを、数m離れた地点から微動だにしないカメラで撮影。
次に漬物に醤油をかけるところを、漬物にズームして撮影。
意味がわからない。何用?
全体的に、どの画面の構成も、どこを切り取っても大学生の同人サークル。ひどい、ひどい、ひどい。
次に脚本。
前半と後半にメリハリがあって良かった、なんて感想を書いてる人もいたけれど、セリフの言い回しが。
確かに原作好きとか、アニメ好きとかに配慮してなのか、セリフの言い回しの癖が。
「~だぜ?」なんてまともに使う奴いるか?
違和感を解消することを諦めて、過去の映像化作品に迎合したのだとしたら、その時点でこの作品の失敗は自明。
前半のワチャワチャシーンが、特に何の趣旨もないままに繰り広げられる。何を伝えたいのかわからないシーン。しかし後半には伝えたいことが残っているので、急いで書き込む。
そんなのはメリハリとは言わない。尻でっかち。
映画とは違って1話1時間なんだから、そのなかで起承転結や、或いは三幕構成を完成させなければならない。
なぜ2話2時間合わせて見ることが前提になるのか。
1話目で視聴者が切られたらもう2話目は見てもらえないというのに。
演技については、NGT48から選んだということで、酷いんだろうな、と思っていたからか、そうでもなく見えました。
普通だった。及第点、という言い方をしている方もいましたが、確かにそんな感じ。褒めるには値しない。
稲葉友さん、石垣佑磨さん、鶴田忍さんはさすが。
クサい脚本のせいで、クサいお芝居なってしまっていて、わざとらしさがある。でもそれは仕方のない話。
脚本家の方には、なぜ今の日本には、マンガも、小説も、アニメも、ドラマも、映画も共存しているのか考えていただきたい。
それは、そこにそれぞれの長所があるから。
これほどまでにドラマの長所を潰しているドラマを、他には知らない。
とりあえず「次の話はどうなるんだろうな」って思わせておけばドラマだろ、と思ったら違うんだ。