マラソンマン ダスティン・ホフマン ローレンス・オリビエ 白い天使 ダイヤモンド ユダヤ ナチ
スー
歯の痛い映画でした。
ナチス戦犯には時効がありません。
つねにイスラエルの秘密警察が世界中にアンテナを張ってナチ残党を探しています。
最近では2008年、
強制収容所で麻酔薬を用いずに収容者を手術したり、心臓に直接ガソリンを注射するなどの人体実験を行い、数百人を死に至らしめた「死の医師」の消息を南米でつかんだ。なにしろもう90歳代。早くしなければ寿命で死んでしまう。「畳の上」では死なせないそうだ。
この映画もたぶん強制収容所に入ってたであろう老婆が急に
ローレンスオリビエ演じる元ナチ高官老人を見て
「Weise angel」バイセエンゲル白い天使
と叫びながら追うシーンはなんともいえずそこはかとない怨念を感じました。
命と引き換えに得たユダヤ人の財産金歯とダイヤを貸金庫の個室で見るときの嗚咽のような叫びとダイヤを見つめる獰猛貪欲な目が怖かったですね。
日本も未だに中国・韓国から言われるはずだ。
中国大陸で日本軍が殺した中国軍民の数は1000万人です。(ナチスは600万人のユダヤ人を殺害しましたが・・・)
しかし、結局最終審判を下したのがニューヨーカー、ジョギングを愛する(このころからアメリカの影響で日本でもジョギングがはやりだしました)何気ないダスティンホフマン演じる学生というのがいいですね。
つぶやき
CSで『マラソン マン』やってたので、録画しながら画質チェックのつもりで最初だけ観てたら、そのまま2時間強、メシもトイレも忘れて観続けちゃったよ。もう10回以上は観てるというのに、どんだけ面白さが目減りしないんだ、この映画!?
CGとか無かった時代、画質ももひとつだが十分筋と展開、表情で見せる映画でした。
ナチス戦犯と命の代償ダイヤが沈んだ浄水所ポンプ室。そのよこを何も無かったかのようにいつものニューヨーカーがジョギングマラソンをしながら通り過ぎてゆく。この平和な街に
財宝を追う
戦犯を追う
兄の敵を追う
それぞれのマラソンマンが暮らしているのですね。