フラッシュフォワード[第6週]|えっちな二重スリット < | テレビドラマに夢中!

フラッシュフォワード[第6週]|えっちな二重スリット <

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(再放送)2011年2011年4月11日 -
土曜0:30~
(米国初回)2009年9月24日 - 2010年5月27日
(日本初回)2010年7月25日 - 2011年1月9日
制作局 ABC
監督 Brannon Braga
デヴィッド・S・ゴイヤー
原作 ロバート・J・ソウヤー『ハヤカワ文庫』(ハヤカワ文庫)

* cast
マーク・ベンフォード(ジョセフ・ファインズ)
ディミトリ・ノウ(ジョン・チョー)
オリヴィア・ベンフォード(ソーニャ・ヴァルゲル)
ロイド・シムコー(ジャック・ダヴェンポート)
ブライス・ヴァーレイ (Zachary Knighton)
スタンフォード・ウェデック (Courtney B. Vance)
ジャニス・ホーク (Christine Woods)
アーロン・スターク (Brian F. O'Byrne)
ニコール・カービー (Peyton List)
サイモン・キャンポス(ドミニク・モナハン)
ケイコ(竹内結子)
ウダヤ(ショーレ・アグダシュルー)
ガブリエル(ジェイムズ・キャリス)


テレビドラマに夢中!-フラッシュフォワード

ジャニスはオリヴィアの手術で一命をとりとめる。襲撃犯の遺体に「青い手」の印があったことから、ディミトリはある家で手を青く塗った「イアン・ラザフォード」の死体を発見。ディランは、退院したら引っ越すと言われ、怒って病院を飛び出してベンフォード家へ。息子を迎えに来たロイドとマークが対面、オリヴィアも帰って来て最悪の事態に。ロイドはやっと状況を理解し、マークは「二度とこの家に来るな」と追い返す。マークはついに未来で酒を飲んでいたことを告白、夫婦の仲は壊れそうになる。一方、ジャニスの容体が急変し、オリヴィアの頑張りで子宮摘出にはいたらなかったが、もう妊娠は無理と告げられる。ジャニスは涙する。ロイドの元に、一緒に何かの研究をしていたらしいサイモンが突然現れる。ロイドは「我々の実験で2千万人が死んだ」とつぶやく…。


サイモン・キャンポスという学者が登場し、
ロサンジェルスに向かう夜行列車の中で金髪美女をナンパして、
「二重スリット実験って知ってるかい?」と声をかけると、
「穴がふたつなんでしょう、試したことあるわ」と女が答える。
サイモンは続けてシュレーディンガーの猫の話などをしているので、
量子物理学的な実験によってフラッシュフォワードが引き起こされたらしい、ということがわかってきた。

前回は「Like a Rolling Stones」のカラオケが銃撃戦に重ねられるという異様なシーンがあったが、
今回は、ハロウィーンの晩にジョセフ・ファインズが怪しい男たちを追跡するBGMとして「Scary Monsters」が選ばれている。
全然マッチしないと思うのだが、どういう意味なのだろうか。

ディミトリたちは、ジョセフ・ファインズが見たビジョンで壁に貼られていたメモから、
手が青く塗られたイアン・ラザフォードの死体を発見するのだが、
前回でクレメンテ議員が指摘したように、このような捜査手法は恣意的にすぎる。
ビジョンで見た映像からその証拠を集めるという手法にはパラドックスがあり、
おそらく、オリヴィアがロイド・シムコーと恋に落ちる(?)ことになるのも、
そもそもビジョンを見たことが原因であるのは間違いない。
シュレーディンガーがパラドックスと呼んだのは、量子力学における確率解釈の異常な結論のことなのだが、
このドラマは、箱の中の猫のように、生きていると同時に死んでいるという重なりの中に生きる人々の人生を描いているようだ。



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