明日の光をつかめ[第43回 全開]|ポーさんの謎 | テレビドラマに夢中!

明日の光をつかめ[第43回 全開]|ポーさんの謎


2010年7 月5日 -
毎週月~金曜13:30-14:00
フジ
脚本:清水有生
演出:阿部雄一ほか

* cast
沢口遙 広瀬アリス
桜木翼 榊原徹士
野原大樹 松川尚瑠輝
水島アヤメ 外岡えりか
成田幸宏 吉武怜朗
横山沙也加 佐藤未来
斎藤孝介 高橋賢人
中園満 斎藤隆成
ポーさん 渡部雄作
小早川裕也 平野心暖
沢口祐介 川崎麻世
沢口美佐子 舟木幸
桜木綾子 岩本千春
桜木俊一 大高洋夫
新田三郎 不破万作
新田昌子 藤田弓子
北山有里 矢沢心
北山修治 渡辺いっけい


$テレビドラマに夢中!-明日の光をつかめ

あらすじ
北山の釈放を求め、子供たちは施設に立てこもり、警察も出動する。町の人々もこの騒ぎを聞きつけ、ついにはテレビも取材に来る騒ぎに。立てこもりをやめるよう説得する北山のメッセージも流されて心が揺らぐ中、ホームページの掲示板には多くの応援メッセージが寄せられていた。しかし翌朝、健が熱を出し、続行は難しくなる。翼は、北山を釈放させ、皆でまた暮らせるアイデアがあると言い出す…。


どうなってるんだまったく!と市職員に詰めよる遥&豊子パパ。
こうなったらドアをぶち破るんだ!と命じるが、
そこは前例を重んじる役人だから、怪我人が出るリスクを恐れて動けない。って、これは童話かね。
そう、このへんから話は寓話じみてくる。
登場人物は役割を演じ、話は役割と役割が交差する構造的なものになって、
遊びがなくなる。
クライマックスで、結末に向かって急流のごとく話が進んでいく。

このドラマ、子役の動きに任せた危ういつくりが魅力だったのだが、
クライマックスにいたって、大人がバタバタと片付けを始めた感がある。
画面の感じが映画っぽくなっているのはそういうことだ。
テレビドラマは、映画以上に役者の演技が成否を左右し、
それが面白さのひとつなのだが、
ここへきて今までの方法論を逆に転換させてしまったのは、ちょっと寂しいかな。
今までのつくりがそれだけ丁寧であったということなのだが…

…警察やテレビもやって来る。
あれ?選挙に出る人ですよね?と聞かれて、
いや通りかかっただけですと顔を背ける遙パパ。
報道につつかれたくないので、ここでパパママはそそくさと退散。

米や赤ん坊のおむつを差し入れさせる子供たち。
北山の録音メッセージが流れ、動揺が走る。
「ちきしょう、泣き落としで来やがったか」
日も暮れていったん盛り下がるが、
夜はたんぽぽ農場ゲームをしたりしてキャンプ気分である。
テレビでは事件がばっちり報道され、漆原家、沢口家は釘付けである。
「日本中の人敵に回しちゃったかも」とアヤメ。
さっそくネットをチェックした翼、たんぽぽ農場の公式サイトを見て、「アクセス数が伸びてる!」
掲示板にも応援カキコがイパーイ。
今まで悪口ばっかりだったのに…
って、そうなのかよwww
言われてみれば、偏見にさらされているのに掲示板を開設するのは、無謀である。

翌朝、健が熱を出し、立て篭もり続行は暗礁に乗り上げる。
翼が一計を案じたようで、まずは豊子との別れ。
またみんなに会えるよね…とべそを書きながら、豊子、一足先に退場。

今回、さりげなくポーさんの来歴が説明される。
5年前、西瓜泥棒として北山に捕まったポーさんは、説教されて西瓜をひとつもらうと、
それから毎日畑に来るようになったというのだが、
犬じゃないんだから、もう少し…ww
結局、唖なのか、どこに住んでいるのか、何で生計を立てているのかとなどわからずじまい。
なぜポーさんなのかも…(^_^;)
おそらく、当初はもう少しクローズアップさせる構想だったのだろう。
西瓜泥棒のシーン、だいぶ前に撮ってあったに違いない。