我が家には子どもが誕生してからというもの様々なおもちゃがやってきます。

 

なかには

いくつかの効果を期待したいわゆる”知育玩具”なるものもあります。

 

しかーしっ!我が子も周囲の子を見回しても残念ながら知育玩具で遊んでいたから頭がよくなった!という話しは聞こえてきません。何故なの?

 

知育玩具は”遊び”ではなく”訓練”      

 

鶴田先生。知育玩具って子供にとって本当にいいのでしょうか?

「車を作る知育玩具があるよね?『パーツと完成図を見ることによって指先を使い器用さと完成する想像力を鍛える』なんて書いてあったりすると、親は子供にそのおもちゃを与える時どうする?」

キャッチコピー通りになることを期待してその通りに作らせようとしますね

「”その通りに作らせる”というのは”訓練の要素”が含まれるよね?訓練するのって大人でもあまり楽しい事じゃないんじゃないかな?」

確かに!つい宣伝文句に踊らされてその通りにさせなくてはと思ってしましたが、”訓練”をさせてたんですね!だから、子供も面白くなくなって結局飽きてしまうんだ~!

 

 

学習の基礎を築く”遊び”     

 

では、知育玩具はあまり子供によくないのですか?

「知育玩具がよくないのではなくて、大人が効果を期待して、それを子供に強制することはする事はよくないね。」

つい期待してしまい子供が思うようにしてくれなく、遊びのはずがつい怒ってしまったりするんですよね~コレが。。。

 

では子供にとって”おもちゃ”とはどのような効果があるのでしょうか?

「おもちゃは所詮おもちゃ。もしかしたら何か育つかもしれないし、全く何も育たないかもしれない。効果を期待することを”止める事”が一番だね。

何より重要なことは、自由に遊ばせ想像させ、その中で「こうしよう」「ああしよう」と子供なりに発見していくことだよ。」

おもちゃに何かを期待するのではなく”遊び”全般としてとらえることなんですね。

確かに大人の介入しない遊びは自由そのもので想像と工夫にあふれていますね。

 

遊びの中にある学習の要素     

 

「タイヤの形のパズルは車かバスか電車か車輪のあるもの以上のものは作らないよね?

でもスリッパなんか手に持ったら車や掃除機、動物と様々なものに変身するよね。」

スリッパが沢山あったらムカデにして遊びたい!と言った子供もいます

「”遊び”には本を読むのと同じくらい想像力を養うことができるんだよ。だけど知育玩具のように”効果”や”完成”を期待して自由を奪ってしまえば残念ながら想像力は育たないよね。」

大人はついつい何かをするときに目標や効果を考えてしまいますが、時にそれは子供の豊かな想像力を奪うことになるんですね。

「遊びの中には『体感学習』が沢山含まれるから本を読む基礎にもなるんだよ。」

なるほど本を好きになるためにも必要ですね!

「遊びというのは”想像” ”発見” ”工夫”と言った学習の要素がたくさん含まれているんだよ。」

 

 

ママがきれいになる勉強の3つのポイント
おもちゃは所詮おもちゃ

おもちゃ屋さんで子供のために買ってあげよと思うお父さんお母さんは多いと思います。私もその一人です。でも、結局おもちゃはおもちゃ。何かを期待する事でかえって子供の将来を阻害しかねないと言う事ですね。
「遊び」と「学び」の境界線 
遊ぶことを学びとして強調すると、それ以外の事を学ばなくなります。
例えば物を作ることを目的にすれば”作る”という非常に狭い効果でしか学びを得られなくなるのです。
遊びたいように遊ぶ
自由に遊ぶことは『体感学習』『感情学習』を習得する場にもなります。
鶴田先生は「学ぶと言う事は”発見”でしかない。」とも話してくれました。
遊びは勉強の基礎なのだ!

 

自由な遊びは子供なりの世界を築き上げているのでしょうか。

大人の目から見ると小さな世界だけれど、彼ら彼女らにはとても大きく大切な世界なんだなと思えば、床一面広がったスーパーボールや家じゅうからかき集めたテント代わりの毛布やら様々なおもちゃも笑顔でお片付けできるかしら!?

 

いえいえ。やっぱり

「片づけなさいっ!」って怒っています(笑)

 

だけど、子供の成長の大切な一部だと知ることで、怒りも長引かずに済んだことも確かであります。