今日の朝早く、NHKのBS2チャンネルで「MiDoRi緑遊のすすめ」と
云う番組で、伊賀土楽窯の福森道歩さんが紹介されていました。
伝統の窯元で土鍋を制作し、その土鍋を使った創作料理も考案する。
最近も料理本を出版するなど、「陶芸家と料理人」という2つの顔を
持つ彼女。実は土楽窯の当主である父福森雅武さんは随筆家の
白州正子とも親交の深かった当代きっての陶芸家であり、料理人なのです。
当初道歩さんは料理人を志してその道に進んだそうですが、
お姉様方が次々と結婚して、四女でありながら家業を継ぐ事
になってしまったと云う事です。
しかし今では窯元の仕事を切り盛りするまでに。
彼女に会ったことがある方ならお分かりだと思いますが、
兎に角元気で、自らフォークリフトを運転し、ロクロを回し、
窯焚きのチェックをし、工房の中を動き回って
職人達に次々と指示を飛ばします。小さな体のどこに
そんなエネルギーがあるんだ?と圧倒されてしまいます。
土楽窯は江戸時代から焼物が盛んであった伊賀丸柱の地で
7代続く窯元ですが、工房の周りの田んぼを職人さん達とともに耕し、
畑で野菜を作っています。いつか工房を訪ねた折、
ちょうど昼休みの時が有りまして、職人さん達とともに
当主の福森さんまでもがみな一つのテーブルで昼ご飯を食べて
いるのを見て感動したのを覚えています。
モノをつくることは生活の一部であり生活の中から
良き道具が産まれる、そんなあたりまえだけど今の世の中
では実現する事が難しいと思われる事を、実に当たり前に、
楽しみながら実践しているのです。


定番の鍋料理から煮込み、焼物、パスタまで
色々な料理が紹介されて兎に角美味しそう!
我が家でもこのレシピ本で度々料理を作っています。
$器と道具のお店「つみ草」つみ草だより


$器と道具のお店「つみ草」つみ草だより


$器と道具のお店「つみ草」つみ草だより


$器と道具のお店「つみ草」つみ草だより
自著の中で、料理をする道歩さん
手ぬぐい巻きがトレードマーク


$器と道具のお店「つみ草」つみ草だより
今回の本で主に使われている口付き黒鍋
つみ草でも一番のオススメの鍋です。7寸、8寸、9寸の3種類が有ります。
他にも洋風ポトフ鍋やご飯炊きの鍋など多くの鍋がございます。

今回放送された番組はBSハイビジョンチャンネルで1月21日の金曜日午前9時25分
から再度放送されるようなので興味の有る方は是非ご覧下さい。